子どもの英語力を伸ばす家庭学習のポイント|楽しみながら身につく!

2020.04.01

子ども英語

新学期が始まると習い事は何をさせようかしら、と思われる保護者の方々のお話をよく伺います。我が家の経済状況を考えたら、月額いくらくらいなら出せるとして、さていくつ習わせることができるか、頭を悩ますところです。スイミング、ピアノ、書道、体操、英会話レッスンと、今では毎日が、習い事の予定でいっぱいのお子様もいるようです。
まずはお子様にとって何が重要な技能になるのか、将来を見据えて考えることも大切です。そして無理に習い事を押しつけることは逆効果につながります。お子様が何に興味を持ち、楽しく学べるものを見つけてあげることが一番です。

今では英語が習い事の上位に選ばれていますが、どうして英語なのでしょう。
これからは英語が話せないといけない、親たちを英語ができないから、せめて子どもたちには身につけてほしいと、シェーンでも英語を習わせるきっかけをお話しくださる保護者の方々がいらっしゃいます。
親たちの世代が英語を身につけられなかったのは、なぜか…それはコミュニケーションとして、学んだのではなく、英検®などのテストや受験勉強のためだったかもしれません。
それなら、まずは英語がして楽しく理解できる勉強法を探してあげることが大切です。英語はコミュニケーションなのですから、話して伝わる楽しみが、お子様たちの学習の意欲にもつながるはずです。

英語の家庭学習の必要性

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週に一度英語の教室に通うだけでは、なかなか英語耳を作ることは難しいかもしれません。英語がいつでも身近にある環境と、遊び感覚で学べる教材選びも必要です。
リーズナブルで効果の高い何かテキストはないかしら、とお探しの方も多いようです。スマホやタブレットを使ってできるオンライン教材もとても人気です。また通信教育のスタイルで学ばれるお子様も多いようです。これは英語を身につけたいお子様はもちろん、大人の方でも簡単に始められるカリキュラムが人気の秘密のようです。

でもアルファベットや英単語を一生懸命に覚えても、英文の字面だけ追っているようなものですので、それで満足してはいけません。英語は聴いて、話して、お互いのコミュニケーションのためにある言語です。
日本語とは全く違う言語だということを知り、またその英語を母国語とするネイティブのスピーカーたちの存在を理解しなければなりません。日本語とは違う言葉を話す人々がいて、その人たちとのコミュニケーションをとること。それが英語を学ぶ目的です。

英語の家庭学習が重視される背景

英語は毎日続けることが大切です。小さなお子様たちには、日々アルファベットに触れ、英語の発音をいつも耳にしていることがリスニング力の向上には理想的なことです。毎日英語に触れる習慣が大切です。
また小学生になれば英語の授業も入ってきます。低学年の1年生と2年生で国語と算数の授業を始め、理科、社会の勉強が加わり、そして英語の授業も必修化されてきます。中学生から本格的に習う英語が5年生、6年生で教科となって授業に加わっています。小学生で学ぶことがより増え、先生も大変ですが、生徒の子どもたちも大変です。特に習い事として英語のレッスンをしていないお子様は、英語を習っているお子様と差が出てくる場合もあります。そうならないために、自分たちでできるだけ英語教材などを使って、英語にチャレンジする機会を設けてあげましょう。

英会話教室に通学する子どもが家庭学習をすべき必要性

また英会話教室に通うお子様も、毎週の受講と宿題以外に、オンライン英会話の副教材を毎日こなし、英語に触れる機会を作っています。その他多読や、英検®などの問題集に取り組むお子様もいらっしゃいます。英会話教室に通っていても、日々の積み重ねが、英単語を身につけ、英語力の基礎を着実に築いています。でもその前に、毎日英語に取り組むお子様は、英語が好きになって、自ら英会話教室に通いたいと思っていることとが多いようです。

では、お子様がその英語に興味を持つようにするには、どうすればいいのでしょうか。
シェーンでも未就学児のお子様向けのレッスンには、歌やダンスなどのアクティビティを取り入れながら行います。それはまずはお子様たちに楽しく英語に触れていただきたいからです。英語の音、リズムを、音楽を通してリスニングの土台を最初に築きます。英語で歌を歌う人がいて、その音を真似る。小さいお子様たちにとってその機会が多ければ多いほど、将来の英語学習の基礎固めになるはずです。
ご家庭でも英語に触れる機会を多く持っていただきたいのは、それが大きな理由です。この機会に、保護者の方もご一緒に英語に触れてみてはいかがでしょうか。

英語の家庭学習の基本

ご家庭での学習にはお子様が飽きずに楽しめるものが一番です。英語の歌やダンスなど音楽を使ったものが効果的だと言われています。ではどんな学習法があるのか、チェックしていきましょう。身体全身を使うTRR( Total Physical Response)、音と文字の関係を知るフォニックスは、ご家庭でも学習できる学習方法です。

TPR(Total Physical Response)

全身で英語に触れることができるTPR(Total Physical Response)は、児童英語教育の王道です。歌やゲームなどで全身を使って、英語の基本的な言葉を覚えていきます。全身を使うことで楽しみながら英語の定着を図ります。身体が英語の意味を理解して反応しているので、お子様の頭にその英語と意味が刻まれているのです。

フォニックスで音と文字の関係を知る

小学生になると英語のルールを知るために、フォニックス(音と文字の関係)をしっかりと定着させていくのも大切です。英語には音と文字のルールがあります。アルファベットの文字の音と、文字の組み合わせ(sh,ch,ooなど)を教えてくれます。カタカナも発音記号もありません。直接英語を読め、読めるものは書けるようになります。
フォニックスの教材もたくさんありますので、いっしょに声に出して読んで書いて、英語に触れてみましょう。カラフルなものはお子様の視覚も刺激しますので、効果的な教材です。大切なことは楽しんで学べることです。お子様とコミュニケーションを図りながら、家庭での学習を続けましょう。

洋画、洋楽を学習に取り入れる

「我が家では映画やオンラインの動画を毎日流しています」と、小学生のお母さまからお話を伺ったことがあります。確かに大人のレベルでは英語学習に洋画や海外ドラマを取り入れていますが、お子様にもそれは有用な英語学習法です。映画やオンラインの動画を流して、毎日くり返し英語に触れる機会を作ってみましょう。洋楽はパパやママたちのための大人のもののご紹介が中心ですが、この機会にぜひパパとママも英語で耳を馴らしてください。

●英語の勉強に映画を活用する方法|学習のポイントとおすすめ作品5選
https://www.shane.co.jp/column/detail/id=21470

●英語の勉強に役立つ洋楽20選|おすすめアーティスト別にピックアップ
https://www.shane.co.jp/column/detail/id=38803

学習アプリを活用する

お子様向けの学習アプリもたくさん配信されていますので、それも利用してみましょう。無料でクイズやゲームなどを楽しめるアプリから、有料のものでは通信教育のZ会が、子ども英語のレッスンをオンラインで始めています。中学・高校生のための学習アプリも充実しています。学年を経るごとに英語の自宅学習は重要になってきますので、スマホやパッドでいつでもどこでも簡単に家庭学習ができるアプリを、お子様に合ったタイプを探してみましょう。

英語の家庭学習のポイント

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ではどうやったら効果的にご家庭で学習できるか、考えていきましょう。まず英語学習は、テストのためや問題を解くため、受験の対策ではないことを、お子様に思わせてあげると効果的です。

子どもが興味のある分野から始める

興味の持てるもの、好きなものがお子様の学習意欲を継続させるはずです。無理矢理に英語を聞かせたりすること、教材での勉強を強制するのは逆効果です。お子様が自ら英語に触れたいと思わせることが大切です。
シェーンで学んでいるお子様で、ディズニー映画が大好きになり、歌を覚えようとして一心に英語の歌詞を学んで、中学生になる前に英検®3級を合格した生徒さんがいらっしゃいます。お子様が自分で好きなことを見つけ、英語を学ぶストーリーが作られることが最善の流れです。好きなことが上達につながる好いケースです。

親子で楽しむ

お子様と動画や歌を楽しみ、親子で英語に触れる機会をたくさん作りましょう。例えば親子で、簡単なショッピングのロールプレイもできます。文法など多少間違っていても、まずは英語で会話してみましょう。親子で楽しむことが先決です。

〇Hello. Can I try this one?
◇Sure.
〇Please more big size.
◇Here you are.

お子様には◇の簡単なひと言の英語から始めます。お店やレストランでの注文など、親子で遊べる楽しさから、英語好きにつながるといいですね。

時間を区切って学習する

あまり長い時間英語に触れさせても、お子様の集中は途切れてしまいます。適度に時間を区切りながら、続けてみましょう。最初は15分ほどやって、続くようでしたら、少しずつ時間を伸ばしましょう。貯まった仕事を詰め込むようにではなく、毎日決まった時間を英語に触れさせてあげてください。

英語学習は毎日の積み重ねが習得の鍵

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お子様たちの頭には、たくさんのドリルを積み重ねてあげましょう。日本語のドリルは、ノートにたくさんの計算や漢字を書きこむことが浮かんできますが、英語のdrillには元々、訓練の意味があります。かつて英語を話す人々が、英語が通じない場所に辿り着いた時、反復くり返しながらその単語を覚えていきました。海を指しsea、山を指しmountainと少しずつ単語のやりとりを続けていきました。アメリカもカナダも、オーストラリアもニュージーランドも元々住んでいた民族はいます。彼らと言葉を交わせるようになるため、このdrillingを続けて英語を理解してもらっていったようです。英語を英語で教えることは、このdrillingが基本。英語をくり返し練習しながら習得を目指していきます。

シェーン英会話も1977年創業時より、ネイティブ講師たちが英語を英語で教えるレッスンを行ってきました。英語を英語で指導するにはトレーニングが必要です。シェーンの講師たちはおもにCELTAやCertTESOLなどの指導資格を有した人材たちを採用し、着任前に56時間におよぶトレーニングを行っています。子どもたちを英語に引き込むスキルを身につけ、英語を楽しく学べる工夫を取り入れてレッスンをしています。ネイティブ講師の少人数レッスンは、月額の受講費税込10,450円からご案内しています。資料請求、無料体験レッスンは下記から申し込めます。どうぞお気軽にお問い合わせください。

やらなければ始まりません。Let's try! 始めてみましょう。

※ CELTA=Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languagesケンブリッジ大学が認定している英語教授の国際資格/
CertTESOL=The Certificate in TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)トリニティ・カレッジ・ロンドンが認定している英語教授の国際資格