英語の勉強に役立つ洋楽20選|おすすめアーティスト別にピックアップ

2020.06.24

勉強法

海外の音楽が好きになったことがきっかけで、英語を極めている友人がいます。彼女は英語での司会進行もできるほど英語が堪能です。なぜ海外留学もせずにそんなに英語ができるようになったのか… そのアーティストへの愛がそうさせたと言い切ります。洋楽好きから英語が好きになった方はたくさんいらっしゃいます。音楽は国境を越える、そのコミュニケーションは音とフレーズでつながっているようです。何か好きな洋楽はありますか? もし何もなければ、ここで英語の勉強に役立つヒット曲をご紹介しましょう。

洋楽で英語を勉強するメリット



なぜ洋楽で英語を勉強するといいのでしょうか。英語は楽しく始めることが基本です。好きな曲を聴いて英語ができれば最高です。まず洋楽のメロディー、英語の音とリズムを耳にし、その感性を身につけましょう。アーティストたちは1曲のなかで、日本語ではないけれどわかる、通じる何かのメッセージを持っています。英語初心者でも伝わる何か、耳をすませてそのメッセージを感じましょう。また昔は英語のタイトルを日本語に訳して、かえってわかりづらくなっていたこともありました。英語は英語で、その感性を丸ごと受け止めましょう。英語は英語で、意識することが大切です。

洋楽を使った英語の勉強法と曲選びのポイント



何度か洋楽を聴いているうちに、歌詞が耳に自然と残る曲があります。そんな楽曲が勉強には効果的です。有名な歌で歌詞を覚えてしまっている、例えばクリスマスソングなどは、そらで歌えてしまうもの。それは何度も何度も聴いて、楽しい思い出とともに記憶に残っているからです。英語で会話するような歌、語りかけてくる音に耳を傾けてください。洋楽は十分英会話の教材になります。いっしょに口ずさむ、カラオケで歌う、英語の歌詞を感じ取って、声を出してアウトプットしてみてください。では、どんな1曲がおすすめか、20選をご紹介しましょう。

The Beatles(ビートルズ)

  • The Beatles(ビートルズ)



イギリスのリヴァプール出身の彼らが、斬新な曲想と歌詞を生み出し、時代を駆け抜けていきます。クラシックの領域に入る名曲ばかりのビートルズから、5曲をご紹介します。

・All My Loving  1963年
聴き取りやすい英語の歌詞は、恋人への思いがストレートに伝わります。サビの部分、くり返しの部分が多く、わかりやすい英語の歌詞は、ポール・マッカートニー作曲の初期のビートルズもの。ポールの心地よいmelodyとrhythm、英語の歌詞でもその心が自然と伝わってきます。

・Lucy In The Sky With Diamonds  1967年
とても抽象的な歌詞なのですが、耳に心地よい英語の1曲です。スローなボーカル、ハーモニーから、アップテンポのサビまで楽しめます。ビートルズ絶世期のサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの中の1曲で、このアルバムは有名なロンドンのアビーロードのスタジオで収録されました。当時のサイケデリックなアートを、歌の世界で体現したような1曲をお楽しみください。

・Penny Lane  1967年
この歌詞を聴くと、ビートルズが哲学者のように感じられます。このペニー・レインという街の様子、ひとつひとつのフレーズが絵のように浮かびます。歌われている床屋はまだ残っているようですが、子ども時代の記憶が、このペニーレインのなかでしか残っていない切なさも伝わってきます。このタイトルとスペルは違いますが、小雨という意味のペニー・レイン。小雨の中に煙る街が見えてくるような歌です。

・Let It Be  1970年
一度は聴いたことがある名曲です。この歌詞にはいつも励まされます。なるようにしかならない、水が落ちるように流れに身を任せようという気持ちにさせられます。全盛を誇ったビートルズの時代が、そろそろ終わりに近づいてくる、そんな思いがよぎります。教会で心穏やかに神の声を聞いている気持ちになってきます。

・The Long And Winding Road  1970年
先の見えない時代、今を予感したような歌詞です。ポール・マッカートニーの歌声が心に染みてくる1曲。長く曲がりくねった道の先に、私たちは何を見つけるのでしょう。この歌は残念ながら、ジョン・レノンとポールの別れにつながっていきます。あたりまえに楽しかったことはもう終わり、それでも先に進まないといけない気持ちにさせられます。ジョンはちょうどこの10年後凶弾に倒れます。この時代を知っていた人も、まるで知らない人も心が動かされる歌の内容を噛みしめてください。

Carpenters(カーペンターズ)

  • Carpenters(カーペンターズ)



・Close to You  1970年
日本語のタイトルが「遥かなる影」なので、ちょっと意味が伝わりづらいかもしれません。いっしょにいるこの世界が、こんなに美しいのだと伝えてくれます。純粋な愛の気持ち、人を思う気持ちが真摯に伝わってきます。わかりやすい歌詞と軽やかな曲想に、誰もが魅かれるこの歌。心が穏やかになる歌詞です。

・Top of The World  1973年
カレンの声がとても美しく、この歌に引き込んでいきます。サビの部分はスピードが早過ぎるので、歌詞を追うのが難しいですが、最初からいっしょに歌える曲です。何度か練習すればカラオケでも歌えそうです。カーペンターズの代表的な1曲は、心を、世界を、明るく照らしてくれる歌詞。ぜひいっしょに歌ってみましょう。

・Yesterday Once More 1973年
この歌はカラオケで歌えます。誰もが口ずさめる美しい楽曲です。昔の曲を懐かしがっている歌ですが、ラジオから流れるお気に入りの歌、それが今ではまさにこの曲です。カベンターズの英語の歌詞はわかりやすく、カレンの美しい英語の発音。これで英語の音をしっかり耳に刻んでください。

QUEEN(クイーン)



世界中で人気のイギリスのロックバンド、クイーンの曲はクラシックの領域に入る名曲揃いです。フレディー・マーキュリーの高く通る歌声、ハーモニーの美しさを堪能できます。フレディーの聴き取りやすい英語とその歌声は、いつの時代も世界中を駆け巡ります。

・Bohemian Rhapsody  1975年
静かなハーモニーから、英語の世界のような歌詞の内容に、一瞬にして引き込まれます。2018年に公開された同じタイトルの映画が大ヒットし、世界中でクイーンの再ブームが起こりました。謎めいた歌詞が、さまざまな憶測を呼びましたが、歌詞のひとつひとつをかみしめて、感じ取ったクイーンの世界を見つけてください。

・I Was Born To Love You  1985年
このパワフルで爽やかなボーカル。日本のテレビコマーシャルでも使われていましたので、必ず聞いたことがある歌、わかりやすい発音の英語です。聴きとりやすい英語ですので、リスニングのお手本になります。真骨頂を発揮したこの楽曲では、そのリズムとフレディーの歌声とパフォーマンスを、ミュージック・ビデオでお楽しみいただけます。

Billy Joel(ビリー・ジョエル) 



ストレンジャーで大成功を収めたビリー・ジョエルの美しい歌声は、1970年代後半から世界中に響き渡りました。ピアノの美しい旋律とともに楽しめる曲ばかりです。

・Honesty  1978年
サビの部分は、一度は聴いたことがある有名な歌。バラードの染み入る内容の歌詞は、カラオケで歌ってみるとよくわかります。わかりやすい歌詞と、歌いやすいメロディーなのでぜひ試してみてください。若いからこそ感じる不条理と心の葛藤。曲から漂う哀しさ、でも生きていくための強さを求めたくなる1曲です。

Mariah Carey(マライア・キャリー)



何オクターブもの音域を持ち、アメリカの歌姫のマライア・キャリー。その歌声は世界中を席捲しました。歌の力を思い知らされるその歌唱力を、英語で堪能してみましょう。

・Hero  1993年
音域が難しいのでカラオケは無理そうですが、歌詞の内容はわかりやすい歌です。日本人アーティストの同じタイトルのHeroがあるので、どうしてもそちらのタイトルの歌が浮かんでしまいますが、1990年代のマライアの代表曲。殉職された警察官を称える内容だとわかると、歌詞が心に染みてきます。

・All I Want For Christmas Is You  1994年
クリスマス曲の定番のひとつ。この曲は日本のテレビドラマの主題歌になったので、ご存じの方も多いかと思います。アップテンポの歌いやすい歌なので、カラオケでも挑戦してみましょう。マライアにはもうひとつ、オーホーリーナイトというクリスマスキャロルがあるのですが、そちらも荘厳でパワフルな歌声で、英語の歌詞が胸に響いてきます。

Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)



英語で歌いたい歌の上位に来る、バックストリート・ボーイズ。1993年結成して以来、世界中にその歌声を広めています。そのグループ名の由来が、出身のフロリダのスーパーマーケットの名まえとはまたまたユニークです。

・I Want It That Way  1999年
美しいハーモニー、高く響く歌声。スローな曲にしっかりとしたリズムで、英語の音も聴き取りやすい一曲です。くり返しが多く、覚えやすいメロディーでサビの部分はすぐに口ずさめます。切ない愛のすれ違いを、歌詞の中から感じ取ってください。ボーイズだったメンバーも、もう中年の域になってきましたが、最近の歌声にもあの頃のピュアな思いは残っています。

Celtic Woman (ケルティック・ウーマン)

  • Celtic Woman (ケルティック・ウーマン)



イギリスのかつていたケルト民族。その名を冠し、アイルランド出身の女性たちで構成されているケルティック・ウーマンの歌声は、その歌詞に魂を宿しています。言葉を大切にしたケルトの心を感じ取ってみてください。

・You Raise Me Up  2002年
トリノオリンピックで金メダリストになったフィギュアスケートの荒川静香選手がエキシビションで使用した曲として有名になりましたが、その前年ミッシェル・クワン選手がこの曲を使って演じています。力を奮い立たせ、情感を込めたクワン選手の演技は荒川選手の先を歩いていました。この歌の歌詞には力を与えてくれる何かがあります。ぜひこの歌詞からその世界を感じ取ってみましょう。

Taylor Swift(テイラー・スウィフト)



2006年デビューのアメリカのシンガーソングライターのティラー・スフィフトは、女優もこなし、その表現はマルチプレーヤー。ミュージカルで有名なキャッツの映画化に際してもキャスティングされ、その歌声は折り紙つきです。

・You Belong With Me  2008年
窓越しにキューカードでやりとりする男性と女性。二人の思いが行違っているやるせなさが伝わります。ミュージック・ビデオでテイラーが自ら演じているので、その恋が実際のように見えてきます。女性に支持される歌詞は、英語のリズムとともによい英語の勉強になりそうです。実際にどこかでこのタイトルの英語が、使えたらいいですね。

・We Are Never Ever Getting Back Together  2012年
アップテンポで活舌のいい英語のリズム、でも歌詞はちょっと過激ですね。Never Everとはあり得ないくらい、二人の関係が元に戻ることはけしてなさそうですが、そう言えるのは、ほんとのところまだ気持ちが残っている気もします。はっきりしない男性に対する女性の気持ちを、テンポよく語っている歌の世界を感じてみてください。

Adele(アデル)



イギリスの国民的歌手の一人、アデルは心に染み入ってくる歌声の持ち主です。25歳にして、大英帝国勲章を授与されるほどの名誉を得てもなお、進化を続けています。

・Someone Like You  2010年
スローで聴きとりやすい英語、切ない歌声は、その恋がうまく進まなかったことを教えてくれます。歌詞が英語のセリフのようなので、実際に使えそうな表現ばかりです。歌詞の言葉の片隅に、イギリス人特有の言い回しが含まれています。何度もくり返し聴きながら、その英語の歌詞を噛みしめながら、いろいろな表現を見つけてください。

Bruno Mars (ブルーノ・マーズ)



グラミー賞最多受賞をした2018年のブルーノ・マーズ。この年は最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀R&Bアルバム賞、最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀R&B楽曲賞、最優秀英語アルバム賞を獲得、その音楽の感性を見つけましょう。

・Just The Way You Are  2010年
またこのミュージック・ビデオが素敵です。心地よいボーカル、わかりやすい歌詞、リズムが一体となって響いてくる1曲。英語の歌詞でもに十分その意味は伝わります。ブルーノ・マーズの音楽センスと、その英語を感じ取ってください。歌のタイトルにもあるJustが心地よく聴こえてきます。このタイトルと同じ言葉を、女性は男性に言われたら最高ですね。

Idina Menzel (イディナ・メンゼル)

  • Idina Menzel (イディナ・メンゼル)



迫力のある歌声の持ち主のイディナ・メンゼル。日本では2013年大ヒットしたディズニー映画アナ雪の歌唱が有名ですね。アメリカのミュージカル俳優としても活躍している歌姫の1人です。

・Let It Go  2013年
映画の効果もありますが、歌詞のひとつひとつが理解できる歌です。和訳は少し演出されていますが、もっとストレートな意味がLet It Goには含まれています。使役動詞のletは口語の表現でよく使われます。この歌詞にもさまざまな表現がありますので、探してみてください。日本語のタイトルになった「ありのまま」をどう受けと止めるか、英語の歌から感じましょう。




20曲の中でご興味のあるものがありましたら、ぜひ聞いてみてください。音楽は人を癒し、免疫力も高めると言われています。洋楽を聴きながら、まずは楽しく心穏やかな時間を楽しみましょう。英語の勉強は後からきっとついてきます。TOEIC® L&Rテストのスコアでは測れない英語の世界が広がるはずです。洋画を観るように、洋楽の動画を楽しんでみることから始めてみましょう。YouTubeなどで世界中の音楽を共有できるこの時代、これを機会に英語の世界を広げてみてください。