おうちでできる英語ゲーム6選|遊びながら子どもの英語力を伸ばすコツ
2021.03.01
目次
・子どもの英語学習に「遊び」が効果的な理由
・年齢別におすすめの英語ゲーム
・家庭で実践できる遊びのルール・声かけ例
・親が英語に自信がなくてもできるサポート方法
・英会話レッスンと組み合わせて伸びが加速する理由

なぜ英語学習に“遊び”が効果的なの?
遊びが英語へのポジティブな印象をつくる理由
子どもは楽しいと感じることで、自然と英語を口にしようとするようになります。勉強として英語を覚えるのではなく、「遊びの中で気づいたら使っていた」という経験が、英語に対して良いイメージを持つきっかけになります。また、ゲームなら失敗を恐れずに挑戦できるため、積極的に英語を使う姿勢が育ちます。こうしたポジティブな体験が、長く続く英語学習の土台になります。
“使いながら覚える学習”は子どもの成長段階に合っている
小さな子どもは、音や動きを通して学ぶことが得意です。英語を実際に使いながら覚える遊びは、耳で聞いた音をまねしやすい幼児期の特性にぴったり合っています。また、ゲームには聞く・話す・考えるといった複数のスキルが含まれているため、自然に総合的な英語力が育ちます。机に向かう学習がまだ難しい時期でも、遊びを通して楽しく学べるのが大きなメリットです。
年齢別に見る!英語ゲームの選び方
未就学児(3~6歳)に向いている遊び
この時期の子どもは、音やリズム、体を動かす遊びに強く興味を示します。英語の歌や簡単なジェスチャーゲーム、絵カードを使った遊びなどが特に効果的です。親子で一緒に楽しめる内容にすると、英語がより身近に感じられます。また、耳からの吸収がとても良い時期なので、短いフレーズをくり返す遊びもおすすめです。
小学生(低~高学年)の学び方と向いている遊び
語彙が増え始める小学生には、単語を使う遊びが効果的です。低学年はしりとりやサイコロゲームなど、ルールが簡単で参加しやすい遊びが向いています。高学年になると、なぞなぞや早口言葉など少し頭を使う遊びが楽しめるようになり、英語で考える習慣が身につきます。また、この年代は自分の意見を言う力も伸びるため、会話形式の遊びを取り入れるとより効果的です。
家庭でできる!英語学習に取り入れたい遊び・ゲーム
① 英語しりとり(語彙力アップに最適)
英語しりとりは、単語を思い出しながらつなげていくシンプルなゲームです。遊びながら語彙力が増えるので、家庭学習の入口としてもぴったりです。
| 準備 | 特別な準備は不要ですが、紙とペンがあると記録しやすくなります。 |
|---|---|
| ルール | 英語の単語を交互に言い、最後の文字から始まる別の英単語につなげていきます。例えば、apple → egg → game → elephant…というように続けます。言えなくなった人や、同じ単語をくり返してしまった人が負けです。難しい文字(x, z, q など)は「別の単語に変更OK」というルールにしておくと続けやすくなります。 |
| 声かけ例 | Your turn! What word starts with G? (あなたの番だよ。G で始まる単語は何かな?) 小さな子どもの場合は、絵カードや身の回りのものを指差しながら 「この中に E から始まるものある?」とヒントを出すのもおすすめです。 |
② キムスゲーム(記憶力×語彙力が伸びる)
キムスゲームは、見たものを覚えて英語で言い当てるゲームです。「見る→覚える→話す」の流れが自然に身につきます。
| 準備 | 英語で名前が書かれたカードを6~8枚程度用意します。単語カードがなければ、紙に単語を書くだけでも大丈夫です。 |
|---|---|
| ルール | カードを机の上に並べ、10~20秒ほど見せます。そのあと布や紙でカードを隠し、覚えている単語を英語で答えてもらいます。「思い出せた単語の数」を競っても盛り上がりますし、年齢に合わせてカードの枚数や制限時間を変えることで難易度を調整できます。 |
| 声かけ例 | What did you see? (何が見えたかな?) 単語だけでなく、I saw a banana and a car. のように文で言えたら 「プラス1ポイント!」などルールを足すと、文章表現の練習にもなります。 |
③ 英語の早口言葉(発音とリズムを楽しく練習)
英語の早口言葉(tongue twister)は、音の違いやリズム感を楽しみながら発音練習ができる遊びです。笑いながら取り組めるので、「発音練習=恥ずかしい」というイメージも和らぎます。
| 準備 | いくつか早口言葉のフレーズをメモしておきます。例えば、She sells sea-shells on the sea shore.(彼女は海岸で貝殻を売っています)など。 |
|---|---|
| 遊び方 | 最初はゆっくり、慣れてきたら普通の速さ、最後はできるだけ速く、と3段階でチャレンジします。家族で順番に言って、うまく言えた回数やタイムを競っても楽しく続けられます。 |
| 声かけ例 | Can you say it faster? (もっと速く言えるかな?) うまく言えたときには、Great! That was perfect!(すごいね、完璧だったよ)と 大げさなくらいほめてあげると、自信にもつながります。 |
④ 英語なぞなぞ(思考力×英語理解)
英語なぞなぞは、言葉の意味や発想力をフルに使うゲームです。答えを考える中で「英語で考える」時間が自然と増えます。
| 準備 | いくつか簡単な英語なぞなぞをメモしておきます。 |
|---|---|
| ルール | 英語でなぞなぞを出し、答えを英語で言ってもらいます。例えば、 What has hands but cannot clap? (手はあるけれど、拍手ができないものは何でしょう?) 答えは A clock.(時計)です。正解したら交代して、子ども側がなぞなぞを出しても面白いですよ。 |
| 声かけ例 | Why do you think so? (どうしてそう思ったの?) と理由を聞いてみると、英語で考えたことを説明する練習にもなります。 もっとたくさんのなぞなぞを試したい方は、子どもの英語力アップに使えるなぞなぞ!脳の運動にもおすすめ もあわせてチェックしてみてください。 |
⑤ サイコロゲーム(動きながら英語を覚える)
サイコロゲームは、身体を動かしながら英語で「探す・言う」をくり返す遊びです。じっと座っているのが苦手な子にもおすすめです。
| 準備 | 普通のサイコロを1つと、「1~6の目ごとのお題」を書いた紙を用意します。 |
|---|---|
| ルール | サイコロの目に合わせて、家の中でミッションにチャレンジします。例えば、1=「赤いもの」、2=「柔らかいもの」、3=「丸いもの」など、お題を英語で決めておきます。サイコロを振って出た目のお題に合うものを探し、英語で名前を言ってもらいます。 |
| 声かけ例 | Find something soft! (柔らかいものを探してみよう!) 見つけたら What is it?(それは何かな?)と聞き、 It’s a pillow. のように言えたらしっかりほめてあげましょう。 |
⑥ スナップゲーム(単語×絵の一致を強化)
スナップゲームは、絵と単語を結びつける力を育てるカードゲームです。反射的に英語を口に出す練習にもなります。
| 準備 | 絵が描かれたカードを人数分用意します。市販のものでも自作カードでもOKです。 |
|---|---|
| ルール | カードを全員に配り、順番に1枚ずつ中央に出していきます。カードを置くときは必ず絵の名前を英語で言います。同じ絵が2回続けて出たときに、一番早く「Snap!」と言って中央のカードにタッチした人が、そのカードをすべてもらえます。最後に手元のカードが一番多い人が勝ちです。 |
| 声かけ例 | Say it before you place it! (置く前に英語で言ってみよう!) と声をかけて、必ず発話してからカードを出すルールにすると、 同じ単語を何度もくり返し言うことになり、定着が早くなります。 |
おうち英語をもっと楽しく続ける工夫
日常生活に“ちょい足し英語”を入れるコツ
特別な時間を作らなくても、日常の中に英語を少し取り入れるだけで学びは続きます。食事のときにWhat do you want?(何が食べたい?)と聞いてみたり、おもちゃに英語の名前をつけたりすると、英語が自然と生活に入ってきます。1日数分でもよいので、毎日続けることが習慣づくりのポイントです。完璧でなくても構いませんので、「ちょっと試してみる」を積み重ねていきましょう。
親が英語が苦手でもできるサポート
親がネイティブのように英語を話せなくても、子どもの英語学習をサポートすることは十分可能です。大切なのは、正しい発音よりも「一緒にやってみよう」という姿勢です。英語の絵本や動画、音声付きの教材などを活用すれば、親が英語を教え込まなくても自然と英語に触れさせることができます。子どもが新しい英単語を言えたときには大いにほめてあげて、「英語ができると嬉しい」という気持ちを育てていきましょう。
遊び × 英語 × プロのレッスンで伸びが変わる理由(シェーン英会話)
シェーンのレッスンが子どもを夢中にする仕組み
シェーン英会話の子どもレッスンでは、ゲームやアクティビティをたくさん取り入れながら、オールイングリッシュで自然に英語を使う環境を作っています。講師は子どもの年齢や性格に合わせて、発言しやすい雰囲気を作るプロです。そのため、まだ英語に慣れていないお子さまでも、遊び感覚でレッスンに参加しやすいのが特徴です。教科書だけでは得られない「生きた英語のやりとり」を経験できるのが、大きな魅力です。
家庭の遊びとスクール学習の相乗効果
家庭で楽しむ英語遊びと、スクールで学ぶ本格的な英語はお互いを補い合う関係にあります。家ではゲームを通して英語への興味や語彙が増え、レッスンではその英語を実際の会話の中で使う練習ができます。家庭での経験があるからこそ、レッスンの内容が理解しやすくなり、レッスンでの成功体験がまた家庭での学びへの意欲を高めてくれます。まずは無料体験レッスンで、お子さまに合った学び方かどうかを確かめてみるのもおすすめです。
まとめ:遊びながら、自然に英語を身につけよう
遊びは、子どもが英語に親しむための最も自然で効果的な方法の一つです。年齢に合わせた英語ゲームを取り入れれば、英語への自信や興味が大きく育っていきます。家庭でできる英語遊びはたくさんあり、特別な準備がいらないものも多いため、忙しいご家庭でも続けやすいのが魅力です。さらに、プロのレッスンと組み合わせることで学習効果は一段と高まります。ぜひ、ご家庭でも英語と触れ合う時間を日常に取り入れながら、お子さまの「英語って楽しい!」という気持ちを育てていきましょう。

