クリスマスに贈る英語メッセージ12選|友達・恋人・子ども別に紹介
2020.12.18
1年で一番日が短い頃、この季節に欧米の国々ではクリスマスイルミネーションで、その暗い空を明るくさせていたような気がします。今では全世界中でクリスマスシーズンは、宗教に関係なく特別な日として過ごしますね。でもChristmasってどんな意味なのでしょう。イエス・キリストのお生まれになった日って聞いていますけれど、Christmasは何・・・??
調べてみたら、Christmasはどうやら、Christのmas。キリストのミサ、らしいのです。イエス・キリストは実在した人物。神の子として多くの人々に福音を説き、神の教えを広めます。世界三大宗教のキリスト教の始祖として、キリスト教信者ではなくても、今では全世界の有名人です。さて、そんなクリスマスのうんちくはさておき、英語のクリスマス・メッセージ、どのくらいご存知ですか。Merry Christmasだけではなく、いろいろな表現をご紹介しましょう。
クリスマスに贈る英語メッセージの例文【定番編】

最初はwishを使ったメッセージ。クリスマスソングでも有名な歌詞です。
We wish you a Merry Christmas.
みんなが幸せになれるように祈りが込められているのが素敵なメッセージです。イギリスで古くから歌われているクリスマス・キャロルのひとつです。余談ですが、イギリスでクリスマスツリーが飾られるようになったのは、18世紀のヴィクトリア女王の時代。夫のアルバート公がドイツの習慣を持ち込んだことが始まりでした。
次にmayを使ったクリスマス・メッセージ。
May your Christmas be merry and happy.
楽しく幸せに満ちたクリスマスでありますように。
このmayは「○○でありますように」と、願いをこめて表現されています。May+主語+動詞の原形で、よく使われるクリスマス・メッセージになります。
もうひとつmayを使った表現です。
May your Christmas wishes come true.
あなたのクリスマスの願いがかないますように。
助動詞としてのmayには、「願わくば~」「~させたまえ」の意味もあります。別のメッセージで、May you be happy. とすれば、「あなたのご幸運を祈ります」となります。このmayを使えばいろいろと表現の幅が広がりそうです。
クリスマスカードやSNSで使えるメッセージ【大人向け編】

クリスマスと年末のご挨拶を兼ねる定番フレーズをご紹介します。手書きのカードやメール、SNSの投稿にもぴったりです。
May you have a warm, joyful Christmas this year!
暖かく幸せに満ちたクリスマスでありますように!
Merry Christmas and may the new year bring you lots of happiness.
メリークリスマス、新しい年がたくさんの幸せをもたらしてくださいますよう、お祈りしています。
Warmest wishes for a wonderful Christmas and a Happy New Year.
素晴らしいクリスマスと新しい年をお迎えできるよう、心から願っています。
Merry Christmas and best wishes for the New Year.
メリークリスマス、そして新しい年が良い年でありますように。
Merry Christmas and all the best for the coming year!
メリークリスマス、来たる新しい年が最高の年でありますように。
クリスマスに送る英語メッセージの例文【子ども向け編】

次はお子さまへ英語で伝えるメッセージをご紹介しましょう。いつもとは違う英語のメッセージでお子さまを驚かせてください。
May your Christmas be filled with presents!
プレゼントでいっぱいになるクリスマスでありますように。
May Santa bring you all the presents you wished for on the day of Christmas.
サンタが欲しいものを持って来てくれるといいね。
May Santa’s gifts be showered on you. Merry Christmas!
サンタがたくさんのプレゼントを持ってきてくれますように。
I can’t be with you for Christmas. But I’m always thinking about you. Merry Christmas.
仕事などで離れていても、いつも君のことを思っているからね
クリスマスは子どもたちにとっても特別な日。この機会に海外のクリスマスのお話を聞かせてあげるのも、英語や海外の文化や習慣を知るには大切です。ディケンズのクリスマス・キャロルはちょっと怖い部分もありますが、クリスマスのお話として、一度は読んでおきたい1冊です。また、レイモンド・ブリッグズの「さむがりやのサンタ」、ルーマー・ゴッデンの「クリスマス人形の願い」は、絵といっしょに楽しめる作品。この機会にお子さまとともにクリスマスのお話を読みながら、楽しいクリスマスをお過ごしください。
英語でクリスマスメッセージを贈るときのマナー

クリスマスはかつてX’masやXmasと表記されていましたが、実はこれはおすすめできない英語表記です。ギリシャ語のキリストの「X」から由来したとはいえ、今では正式にChristmasと表記する方が適切。そう言えば、最近のデパートなどの看板でもXmasは見かけなくなっています。英語のエチケットやマナーも覚えておきましょう。特に外国人の知人やビジネス関係者に送る場合は、略語より丁寧な表現を選ぶと印象がよくなります。
世界のクリスマス文化と英語表現

イギリスでは「クリスマス・プディング」という、伝統的なクリスマスのためのお菓子があります。これを作り始めるStir-up Sundayという日があります。クリスマスまであと5週間の日曜日、プティングをかき混ぜる(stir up)するので、そう呼ばれています。フランスでは「ブッシュ・ド・ノエル」、ドイツでは「シュトーレン」がクリスマスケーキとして有名です。
「アドベントカレンダー」も最近日本でも見かけますが、これはクリスマスまでの毎日を、1枚ずつめくってクリスマスを待つものです。ドイツが発祥と言われ、今では1日ずつお菓子が入っていたりするものもあり、子どもたちのクリスマスまでの毎日を楽しんでもらえます。
「クリスマスツリー」は、ドイツから広まりました。前述のヴィクトリア女王の夫君、アルバート公はその年のモミの木を森に探しに行っていたようです。キリスト教とはあまり関係はないのですが、木のカタチが三位一体に通じ、人々のツリーへの信仰が深まりました。一番高いところに飾るトップスターは、キリストがお生まれになった夜空の星を象徴して、Christmas Hope、クリスマスの希望を意味しているそうです。
そして「サンタクロース」。彼の正体は何でしょう… ある司教がその名の由来になったという説から、北欧フィンランドにはサンタクロース村があり、そこでお仕事をしているお話もあります。世界中の子どもたちは、大好きなサンタさんにお手紙を書きます。その届け先にサンタクロース村があるようで、大人たちはほんとうのことは知っていても、子どもたちを本物のサンタクロースと信じさせています。夢の国、その住人の1人がサンタクロースなのでしょう。
そして欧米の人たちはクリスマスの少し前から、ホリデーシーズンになります。この日のお仕事は絶対にNG。大切な家族、恋人との時間を過ごすための休日や休暇になります。クリスマスカードは、クリスマスの1週間ほど前には届きます。そのカードを暖炉の上に1枚1枚飾って、クリスマスを待つのです。
素敵なクリスマスのために、今年はカードを書いてみましょう。今年1年の感謝と新しい年の希望を、ぜひ英語の言葉で書き綴ってみてください。
Christmas is a very joyful season when families and friends enjoy a holiday filled with love, peace and happiness. People visit each other’s homes sharing good will and greetings, saying “Merry Christmas to you and yours!” It’s a season that will warm your heart!
まとめ

英語でのクリスマスメッセージは、相手への思いやりを伝える素敵なツールです。定番の“Merry Christmas”だけでなく、wishやmayを使うことで、より心のこもった表現になります。今年はぜひ英語で、大切な人に「ありがとう」と「Happy Christmas!」を届けてみましょう。
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