英語を身につけるのに必要な時間は? 習慣化で目標の達成を

2020.07.01

勉強法

英会話ができるようになるためにはどれくらい勉強すればいいのでしょうか。英語学習者にはとても切実な問題です。英語のリスニングに慣れ、自然なスピーキングができるようになるためにどのくらい時間を要するのか、独学でどんな勉強ができるのか、その方法を考えていきましょう。

英語の勉強時間の目安

  • 英語勉強時間



英語の習得に必要な勉強時間は、さまざまな説があります。1000時間から2000時間、3000時間などやみくもに勉強してコミュニケーションできるのでしょうか。例えば1日1時間の勉強で1年365時間、それでは10年はゆうにかかりそうです。それはとても長い期間です。1日30分なら20年、でもどうやったら効率よく勉強できるのでしょうか。

アメリカのFSI(The Foreign Service Institute:外務職員局)の発表によると、英語のネイティブスピーカーが、英語と関係する言語のオランダ語やノルウェー語等を習得するのに約600時間、英語とは異なる言語のフィンランド語やトルコ語等を習得するのに1100時間と伝えています。この習得レベルはTOEIC®のスコアなら900点以上としているので、かなり高いレベルです。ちなみに英語のネイティブスピーカーが日本語を習得するには、2200時間を要すると発表しています。となると、私たち日本人も真逆の英語という言語と文化を知るには、それだけの時間を要しなければTOEIC®の900点は獲得できないというわけです。

私たち日本人が生まれて間もなく日本語を聞き続け、赤ちゃん言葉からそれらしい日本語を話すまでには、確かに10年は要しています。小学生高学年になれば、もっと難しい日本語も加わり、蓄積されたものが、話し言葉や書き言葉となって表現され始めています。それでも日本語が母国語の私たちですら、まだまだわからない日本語の言葉や表現もたくさんあるはずです。となると、もはや私たち日本人も日本語を勉強中。でも10才くらいの日本語が話せれば、意志疎通は可能です。10才くらいの英語の力を目安に、基本的な単語を覚え、文章を組み立てることができるよう目指します。では最初に準備することを考えていきましょう。

自分に合った英語の勉強時間の見極め方



いったい自分の英語力はどれくらいなのか、はじめに自分の英語力を知る、ここから英語学習の計画を始めましょう。例えば、英語能力をはかるTOEIC®を受験して、自分がどのくらいの英語レベルか知ることも、学習計画をたてる一助になります。まずはTOEIC®受験のための教材や参考書を探して試験勉強を始めてみましょう。TOEIC®L&Rテストを受験してみると、社会人になってから英語に離れていた時間の、自分のほんとうの英語力がわかります。英単語を思い出す、文法の復習をしてみると、離れていた分を取り戻すのが大変だとわかりますが、一度覚えたことはなかなか忘れていないものです。日本人は英語の読み書きは、英会話よりできるようです。案外テストの結果がよかった場合でも、英語を身につけることが簡単だと思ってはいけません。テストはあくまでもテストです。目標は外国人と英語で会話する、意思疎通がはかれることです。

自分のレベルに応じて、適切な勉強時間を判断すると、初級レベルならまだまた先は長そうです。中級レベルの場合でも、1000時間は必要と言われています。 これから3000時間勉強するとなると、1日1時間でやはり10年は要しそうです。ではどうやって、その時間に英語が上達できる勉強をしていくか、次に考えていきましょう。

目標の勉強時間を達成する英語学習のポイント

  • 英語 勉強時間



いっそ英語学習のために、留学する。全てを英語の環境に自分を置けば、上達はかないそうです。海外の英語学校の授業は、だいたい1時には終わります。午後は海外生活を存分に満喫することも可能ですが、でもそんなに簡単には留学には行けません。かつて明治の時代の日本人は、どうやって英語を習得したのでしょう。文豪、夏目漱石は、英語教師在任中に国からイギリス留学を命じられます。英語教師ですから当然の任命と言えますが、実は漱石は最初からあまり英語が好きではなかったようです。やっと相性の好いスコットランド出身の英語教師と出会い、その英語力を着実なものにしていきました。英国人教師から直接英語を学ぶことで、そのコミュニケーション能力をつけていったことは明らかです。他にも明治時代の留学者たちは、体現して英語をモノにしていったのだと思われます。では留学しない日本語の環境の中で、いかに英語を身につけていくか、それが課題です。

今できる実現可能な計画は、英語の勉強を自分の生活に取り込んで、習慣化していくことです。毎日英語に触れる時間を作ることです。洋楽を聴くことも、英語の発音やリズムを覚えることができますので、その時間も設けてみましょう。継続するモチベーションを保つには、英語から離れない時間を作ること。趣味を英語に巻き込んで、楽しみながらの学習法をいろいろと工夫しましょう。音読やシャドーイング、多読は英語学習には有用と言われています。単語帳を使って通勤時間に英語学習する、お昼休みには英語の動画サイトを見るなど、英語の勉強を習慣化することを心がけます。英語学習を継続するには、楽しむ工夫が大切です。空いた時間を少しでも英語に費やす習慣から始めましょう。

オンラインで英語を学べる機会は着実に増えています。朝6時にオンライン朝活に参加するのもあり、朝の時間帯は効率よく学べる効果が期待できそうです。また実際に次には、目の前の講師と英会話のレッスンで、ネイティブとのコミュニケーションすることを試してみましょう。オンラインとは違う五感で学ぶ効果は、英語学習には必要不可欠です。海外留学がその最たる効果。夏目漱石も、伊藤博文も留学で英語を習得しています。英語はコミュニケーション。ひとりでできることは限られています。相手があってその英語を理解し、聞いて話す、英語でやりとりする時間はとても大切です。またシェーンの日常英会話のレッスンの副教材vocabulary builderは、英単語と絵を併せて覚えるように制作されています。目で確認しながら、その英単語を使ってフレーズ、例文を作り上げ、英語力を高めます。このような視覚を使って、英語学習を続ける工夫を考えてみましょう。

何ごとも始めなければ、始まりません。さあ、英語を毎日の生活に加え、英語の勉強を習慣化していきましょう。英語のある生活、人生を始めるのは今、です。