海外の父の日はいつ?お祝いの内容や贈り物など各国の特徴を解説

2019年05月28日
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日本では「お母さんありがとう」が合言葉の母の日と比べ、ちょっと印象の薄い父の日。今年も6月の第3日曜日にあたる、6月16日にやってきます。この父の日は、海外でも同じ日なのでしょうか?どのように祝っているのでしょうか?

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日本では、父の日にビールや日本酒などのお酒を贈っている人が多いかもしれませんが、たまには海外のお祝いの仕方を真似してみるのも変化があっていいかもしれませんよ。

「父の日の基礎知識」

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●父の日とは


子供が父親に感謝の気持ちを伝える日です。日本では6月の第3日曜日とされています。母の日にはカーネーションを贈るのが有名ですが、父の日は本来バラの花を贈ることになっています。一般的には、お花よりも男性が喜びそうなプレゼントを贈ることのほうが多いですよね。ネクタイ、シャツ、お酒などが人気のようです。

海外にも父の日を祝う習慣があります。もっといえば、父の日はもともと海外で生まれたものなんです。

●父の日の起源


父の日は、1900年初頭にアメリカで発祥し、1950年代頃に日本に伝わったとされています。アメリカのワシントン州に住んでいたドッド夫人という女性が、父の日の設立を提唱しました。当時、母の日は既に制定されていて、父の日がないのはおかしいといって教会に嘆願したそうです。ドッド婦人は男手一つで育ててくれた父を非常に尊敬していたそうですから、感謝の気持ちでいっぱいだったのですね。

「父の日は母の日の1カ月くらい後」と覚えている方が多いと思いますが、この時期に決まったのは母の日とは関係していません。実は、ドッド夫人の父親の誕生月が6月だったことに由来します。アメリカの習慣にならって6月の第3日曜日に父の日を制定している国は、日本のほかにイギリス、カナダ、フランスやインドなどがあります。

ドッド婦人は、他界した父の墓前に白いバラの花を捧げたことから、バラの花が父の日のプレゼントとして贈られるようになりました。ちなみに、天国の父親には白いバラ、存命の父親には赤いバラを贈るそうです。

「海外の父の日【英語圏】」

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父の日発祥のアメリカ以外の国では、どのように父の日が祝われているのでしょうか。まずは英語圏の国から見てみましょう。ほとんど同じような方法で祝っていそうですが、果たして?

●イギリス


アメリカ同様、6月の第3日曜日が父の日です。イギリスでは主にお花やメッセージカードを贈ります。特に贈る花の種類は決まっていないのが特徴です。とはいえ花言葉を重視して選ぶことが多く、色は、白や黄色の初夏らしい色合いの花がよく贈られる傾向にあります。

●オーストラリア


オーストラリアはイギリス連邦ですが、イギリスとは違って9月の第1日曜日が父の日です。母の日は日本と同じ5月の第2日曜日ですが、父の日は異なり、その起源は明らかになっていません。
お花を贈る習慣もなく、家族でアウトドアに出かけて過ごすことが多いというオーストラリアらしい特徴があります。ピクニック、バーベキューなどをするそうで、メッセージカードやプレゼントも贈られます。

●カナダ


アメリカのお隣のカナダでは、父の日は6月の第3日曜日とされています。プレゼントを贈るほか、オーストラリアと同様に、家族で出かけることが多いようです。父の日を家族で過ごすことが重視されているのですね。

「海外の父の日【英語圏以外】」

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英語圏であっても、父の日の祝い方がそれぞれであることがわかりました。それでは英語圏以外ではどうでしょうか。

●韓国


実は韓国には、父の日も母の日もありません。その代わり、父母の日、両親の日があります。5月8日がその日で、「オボイナルの日」と呼ばれています。つまり韓国では、父の日と母の日を同日にお祝いするということです。これは最初から両親の日だったわけではなく、もともとは母の日だけ存在したのですが、父の日がないのはおかしいとなって同じ日に両親へ感謝の気持ちを伝える日になったという経緯があります。
気持ちの伝え方ですが、基本的には日本と同じでプレゼントを贈ります。お花であれば、カーネーションが贈られることが多いようですが、それよりも現金や商品券などが喜ばれるとか!また舞台やコンサートのチケット、旅行などがプレゼントされることもあるそうです。

●中国


中国も日本と同じで、6月の第3日曜日を父の日にしています。中国語でお父さんを「爸爸(bàba) バーバ」といいますが、この日を「父親節」と呼びます。ある調査では、中国において父の日のギフトは、母の日の8分の1しかやりとりされなかったそうです。ホテルなどでイベントをやっているものの、あまり盛り上がらないというのが実情なんだそうです。日本でも同じような傾向がありますね。

●台湾


台湾では、母の日は日本と同じ日ですが、父の日は8月8日です。8・8を「パパ」と読むことからこの日が父の日になったという、語呂合わせが起源というのが印象的です。また中華圏では数字の8は吉数とされており、「お金持ちになる」という意味の「發財」の「發」がパと発音されるという理由があるそうです。アクセサリーなど物をあげるのが主流です。

●イタリア


イタリアの父の日は3月19日です。これは、イエス・キリストの養父である「聖ジュゼッペの日」であるから。ジュゼッペはイタリア語ですが、英語では「ヨゼフ」なので、聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。当日は、ゼッポレという穴のないフレンチクルーラーのような菓子を皆で食べます。プレゼントは、子どもたちが贈る場合は手紙が多いそうで、日本と同じですね。
同じカトリックの国のポルトガルとスペインも、この3月19日を父の日にしています。

●ドイツ


ドイツでは、キリスト昇天祭に、「父の日」、「男の日」が一緒に祝われます。復活祭(イースター)の日を1回目として、そこから数えて6回目の日曜日のあとの木曜日です。復活祭の日も毎年変動するので、何日頃というのは不可能ですが、だいたい5月中で、2019年は5月30日となります。
ドイツの場合、お父さんに感謝の気持ちを伝える日であることは確かなのですが、お祝いするというよりはお父さんたちが外で羽を伸ばす日として親しまれています。仲間で集まってお酒を飲んで盛り上がる、ある意味世界で一番お父さんのための日です。

●フィンランド


フィンランドをはじめとした北欧の多くの国では、11月の第2日曜日が父の日とされています。この月に祝日がなかったからという、非常にシンプルな理由で決まりました。子どもたちは、手紙を書いたり、手作りのプレゼントを用意したり、素朴であたたかみのある祝い方をしています。

●ロシア


ロシアでは、「祖国防衛の日」である2月23日を父の日に制定しています。ロシアを守る、父親をはじめとしたすべての男性に感謝する日。メッセージやプレゼントを贈るのは同じですが、なんだか気の引き締まるような思いですね。

「父の日の祝い方は国によってそれぞれ」

こうしてみてみると、発祥国であるアメリカのように父親にバラを贈る国はほとんどないようで、祝い方もさまざまだということがわかりました。
3月8日の女性の日、いわゆる国際女性デーに、イタリアではミモザの花束を男性が女性に贈るという素敵な習慣があります。また日本のネットニュースなどでも国際女性デーについて話題にあがりますよね。このような女性(母親)に関するイベントに比べ、父の日や国際男性デーはまだまだマイナーな印象なのは否めません。
日本の父の日は梅雨真っただ中なので、オーストラリアのようにアウトドアとはいかないかもしれませんが、今年は父の日に一緒に過ごす、電話をするなど、いつもよりコミュニケーションをしっかりとってみてはいかがでしょうか。