1日15分で話せる!英会話初心者向け“最速”上達ルーティン
2025.11.19
英会話を始めたいと思っても、忙しい社会人にとって“毎日1時間の勉強”は非現実的です。気づけばアプリから通知が来るだけ、何日も英語に触れていない…。そんな経験をしたことがある人は多いはずです。
しかし語学で最も大切なのは「長時間の学習」ではなく、短い時間を毎日積み重ねることです。特に初心者は、1日15分の練習でも正しい順序で取り組めば、1~2週間で「聞き取れる部分が増えた」「返せるフレーズが出てきた」と実感できるようになります。この記事では、初心者でも今日から続けられる1日15分の“超具体的”英会話ルーティンを紹介します。
英語初心者でも“15分で伸びる”科学的な理由

① 記憶の仕組みと語学上達の関係
語学は覚えた瞬間から忘れ始めるため、長時間の学習よりも、短時間を毎日繰り返すほうが定着率が高いことが分かっています。心理学で知られる「忘却曲線」や「間隔反復(spacing effect)」でも示されているように、「反復の頻度」が成果を大きく左右します。
② 長時間学習は“脳の負荷”が高く継続しない
仕事終わりに1時間集中するのは大変ですが、15分なら負担が少なく継続が容易です。継続こそ最大の学習効果を生むため、短時間学習が初心者に向いている理由はここにあります。
③ 初心者は“音の型”を掴むだけで急激に伸びる
英語の「語順」「音のまとまり」「アクセント」が理解できると、一気に聞きやすく、話しやすくなります。短時間の練習でも“英語耳の土台”が育つため、初心者ほど15分学習の効果が出やすいのです。
15分ルーティン全体像(3ステップの黄金比率)

5分|耳をならす“短いリスニング”
最初の5分は「耳を英語に慣らす時間」です。長く難しい音声よりも、短く・ゆっくりした音声が最適です。
BBC Learning English – “English in a Minute” のような1分前後の動画や、VOA Learning English の短いクリップは、初心者でも聞き取りやすくおすすめです。Rachel’s English の短いリスニングクリップも、自然なアメリカ英語のリズムに慣れるのに役立ちます。
さらに、ChatGPT を使えば、あなたのレベルに合わせた1分音源を毎日作ることができます。例えば、 「英語初心者向けの、簡単で聞き取りやすい1分の会話文を作って、ゆっくり読み上げてください」 と依頼すれば、そのままリスニング教材として活用できます。読み上げ機能や音声読み上げアプリと組み合わせれば、自作の音声教材としても使えます。
5分|声に出す“フレーズ反復”
次の5分は「フレーズを型で覚える時間」です。文法を完璧にしようとするより、構造(型)で覚えるほうが圧倒的に効率的です。
I want to ○○.(○○したい)/ I’m looking for ○○.(○○を探しています)/ I have to ○○.(○○しなければならない) を中心に練習しましょう。
以下のフレーズも、繰り返し声に出して練習してみましょう。
- I’m going to ○○. ー これから○○します
- I’d like to ○○. ー ○○したいのですが
- I think ○○. ー ○○だと思います
- Can I ○○? ー ○○してもいい?
- Could you ○○? ー ○○してくれますか?
- I’m not sure, but ○○. ー よく分からないけど○○
- That’s because ○○. ー それは○○だからです
5分|アウトプットの“1文会話トレーニング”
最後の5分は、とにかく1文だけでも英語で返す「アウトプットの時間」です。完璧な会話を目指す必要はなく、「一言でも返せたらOK」と考えるのがポイントです。
聞き返すときは Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?) を覚えておくだけで安心です。
相づちとしては、 That’s good.(いいね)、 I see.(なるほど)、 Really?(本当に?)、 Sounds great.(いい感じだね)、 Oh, I get it.(あ、わかった) が使いやすくおすすめです。
初心者でも必ず話せるようになる“フレーズ30選”

(A)シーン別|超汎用フレーズ10
まずは、日常のさまざまな場面で使える万能フレーズから練習してみましょう。
- What do you mean? ー どういう意味ですか?
- Can you help me? ー 手伝ってもらえますか?
- I’m not sure. ー よく分かりません。
- It’s right there. ー すぐそこです。
- What’s going on? ー どうしたの?
- Do you know ○○? ー ○○を知っていますか?
- Let me check. ー 確認しますね。
- That’s interesting. ー 面白いですね。
- I don’t know yet. ー まだ分かりません。
- I agree. ー 賛成です。
(B)会話の“型”フレーズ10
単語を入れ替えるだけでさまざまな文章が作れる便利な型フレーズをまとめて覚えましょう。先ほど練習した I want to や I'm going to なども含めて復習できるようにしてあります。
- I want to ○○. ー ○○したいです。
- I have to ○○. ー ○○しなければなりません。
- I’m going to ○○. ー これから○○します。
- I’d like to ○○. ー ○○したいのですが。
- I need to ○○. ー ○○する必要があります。
- I think ○○. ー ○○だと思います。
- I’m trying to ○○. ー ○○しようとしています。
- I’m not sure if ○○. ー ○○かどうか分かりません。
- Could you ○○? ー ○○してもらえますか?
- Can I ○○? ー ○○してもいいですか?
(C)1文アウトプット練習のための10フレーズ
短い返答でも大丈夫。サッと返せる「会話の土台になるフレーズ」をストックしておきましょう。
- Yes, I do. / No, I don’t. ー はい/いいえ
- It’s ○○. ー それは○○です。
- I like it. ー それ好きです。
- I don’t get it. ー よく理解できません。
- I’m not sure. ー よく分かりません。
- Maybe. ー たぶん。
- I think so. ー そう思います。
- Not really. ー そうでもありません。
- I guess so. ー そうかもしれません。
- I hope so. ー そうだといいですね。
1週間で効果を実感するための“実行プラン”

月~金|毎日同じルーティンでOK
5分:短いリスニング → 5分:フレーズ音読 → 5分:1文アウトプット、という流れを固定すると、迷わず取り組めて習慣化しやすくなります。
土日の軽い復習(10分)
1週間のフレーズを見返し、言えた表現に丸を付けるだけでも十分です。自分の成長が視覚化されるため、継続モチベーションに直結します。
1~2週間後に感じる変化
多くの人が「聞き返せるようになった」「返せる一文が増えた」「英語を話す抵抗が減った」と感じ始めます。小さな変化を逃さず、自分の成長として意識しましょう。
英会話を続けていると、「せっかくなら仕事で使えるレベルまで伸ばしたい」「海外旅行をもっと楽しみたい」「英検®などの資格にも挑戦したい」といった新しい目標も見えてきます。そんなときは、毎日の15分学習に加えて、英会話教室でのレッスンを組み合わせると、上達スピードがぐっと加速します。
英会話教室を併用すると上達スピードが倍になる理由(シェーン英会話)

① ネイティブ+日本人講師のレッスンで“15分学習が合格力に変わる”
自宅での15分学習は、単語や文法、フレーズのインプットにはとても効果的です。ただ、英検®では「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく使う必要があり、自宅学習だけでは本番形式に慣れにくい面もあります。
シェーン英会話の英検®対策レッスンでは、日本人講師が試験形式に沿って文法・語彙・長文・英作文を丁寧に指導し、ネイティブ講師とのレッスンでリスニングとスピーキングの実践力を養います。自宅で練習したフレーズや知識を、レッスンで「実際の問題」と「本物の英語」に結びつけることで、毎日の15分学習がそのまま合格力につながっていきます。
② 模擬問題と弱点対策で“合格までの道筋がはっきり見える”
英検®対策で不安になりがちなのが、「今の力で本当に合格できるのか?」という感覚的な部分です。シェーン英会話の英検®対策レッスンでは、それぞれのレベルに合わせたカリキュラムで模擬問題に取り組み、時間配分や問題形式に早い段階から慣れていきます。解きっぱなしではなく、講師が結果をもとに弱点を洗い出し、その場で「どこをどう直すか」を明確にしてくれるのが特徴です。
通常レッスンでじっくり力をつけるコースにくわえ、一次直前演習や二次面接対策など短期集中レッスンも用意されているため、「次の試験で合格したい」「まずは着実に基礎から取りたい」など、それぞれの目標やスケジュールに合わせて最適なプランを選べます。自習(15分)でのインプットと、レッスンでの実戦的なアウトプットを組み合わせることで、弱点が一つひとつ解消され、合格までの道筋がはっきり見えるようになります。
まとめ
15分という短い時間でも、正しい順番で積み重ねれば英会話は確実に伸びます。耳慣らし → フレーズ練習 → 1文アウトプットという流れは、初心者でも続けやすい最も効果的な方法です。まずは1週間、気軽に続けてみましょう。
一人では続けられるか不安な方は、英会話教室を上手に組み合わせるのもおすすめです。シェーン英会話では、ネイティブ講師と日本人講師のレッスンを無料で体験できます。あなたの15分ルーティンが、ぐっと身近で楽しいものになるはずです。
