英語保育って??? そのメリットとデメリットは?
2025.11.26
英語教室や英会話スクールではなくて、保育園などで自然と英語に触れられる英語保育の人気が高まっているようです。早い時期からの英語習得はずっと長い間、差し迫っている課題です。でもちっともお子さまの英語が上達しないと嘆いているママやパパたち。英語保育に一縷の望み、かけてみたくなります。
でも英語保育ってどうなのでしょう。そのメリット、デメリットは何でしょう。まずは日本の英語保育について調べてみました。
日本における英語保育の現状
日本の未就学児のお子さまたちは、その7割が私立の保育園か幼稚園に通っているそうです。私立の保育園か幼稚園での英語教育の導入は6割以上との調査結果があります。と言うことは未就学児のお子さまの5割近くが英語を習っていることになります。
問題はその英語活動の内容と頻度です。日本で行われている英語保育について次にご紹介します。
英語保育にはどんな種類があるの?
英語保育を行っている教育期間はおもに3つ。インターナショナルスクールとプリスクール、英語を学べる保育園と幼稚園、そして英語の学童保育です。
インターナショナルスクールとプリスクールはどんなところ?
インターナショナルスクールは元々外国人のお子さまたちや帰国子女のお子さまたち対象の学校でした。最近は芸能人のお子さまたちが通っているとよく耳にします。やはり英語は将来の財産と考えているからでしょう。プリスクールはその未就学児のスクールで、学内では全て英語の環境です。こちらの歴史はまだ浅く、早期英語教育のために英語圏の子どもたちが通うpreschoolを真似たものだったのでしょう。5才未満のキンダーガーテン前のお子さまが対象のようです。
英語を学べる保育園と幼稚園はどこ?
東京都新宿区のお勧め英語保育を見ていたら、お子さまのための英語の保育園がありました。クラスの定員も10名以下で設定しているところもあり、外国人教師と日本人保育士で担当していました。一時保育も受け入れているようですので、お試しで入れるところもありそうです。英語の学童保育は何をやるの?
学童保育は働くママパパたちのためにできたアフタースクール、それが学童です。それを英語に特化した英語の学童保育の人気はとても高くなっています。全て英語の環境に置くことで、英語で遊ぶことと学ぶことを実践しているKids Duoが全国展開をしています。横浜あたりでよくその名を聞きましたが、大阪や名古屋などの大都市圏だけではなく、ご自宅から徒歩圏内にも施設が展開されているようです。英語保育のデメリットは?
英語を始めるに最適な年齢は?
お子さまが英語を始める年齢、それはいくつぐらいがよいのでしょうか。シェーンでは2歳のお子さまからネイティブ講師がレッスンを行っています。
耳から英語に触れる
まだ母国語を確立していない2歳くらいのお子さまにとって、耳から入ってくる言葉には敏感になっています。言語獲得能力が発達するこの時期に英語を耳にすることは理想的。生まれて間もない赤ちゃんの目はまだよく見えていないのですが耳は聞こえています。お子さまが新しい世界に触れていくには耳が最初。耳から英語を馴らしていくことが英語習得の鍵につながります。理想的な幼児の英語教育
英語には日本語とは違う英語の音とリズム、ストレスやイントネーションがあります。できれば英語を母国語としたネイティブスピーカーの英語に耳を馴らしていくことをお勧めします。また飽きさせないようさまざまなアクティビティを取り入れることも英語指導のスキルにはあります。シェーンでは歌とチャンツ、ゲーム、TPR(Total Physical Response)、ペアワークとロールプレイなどを用いてお子さまの興味を引いて、英語を楽しく身につけることを目指しています。楽しいことが幼児の英語教育では大切です。聴覚器官の発達が著しい2歳くらいの英語のスタートが理想的。この時期に英語を始めることをお勧めします。
英語が話せないのにインターナショナルスクールは無理?
インターナショナルスクールは学費も高そうです。また一番の懸念、それはママパパが英語でのコミュニケーションできないのにインターナショナルスクールへ通わせることってできるのでしょうか。でも英語のできない芸能人のお子さま通っているようですので、それは問題ないのかもしれません。
インターナショナルスクールの特徴
英語の環境のなかでの生活は言うまでありませんが、インターナショナルスクールの一番の特徴はその視野を広げられること、自分の考えを持てることのようです。さまざまな国の文化を理解し、習慣を身につけることで国際的な視野を育めることを目指しています。インターナショナルスクールの学費
年間の学費は最低でも100万以上もかかるようです。その他に教材費や独自のカリキュラムのためのイベントや、サマースクールへの参加費用も要るようです。生徒数が絞られているので教師たちの目が届くようで、その分学費が高いのも仕方がないことなのかもしれません。英語保育、 そのメリットとは?
英語のコミュニケーションを手に入れられる
英語保育に通うことで、英語のコミュニケーションスキルを持てることは一番のメリットです。言語の吸収力が高いこの時期に英語に触れることが望ましいこと。さらに言語学習を通じて、子どもたちは「自分はできる」という自己肯定感を持つことも期待できそうです。英語を通じた学びによって、子どもたちの認知能力や社会性を高めるだけでなく、多くの新しい経験をしていくなかで人生をより豊かにするための土台を培っていきます。幼児期のお子さまの言語能力への期待
小さい時から日本とは違う言語の英語に触れることで、脳の発達にも良い影響をもたらすとも言われています。日本語の習得前に混乱しないかとの懸念も聞かれますが、お子さまは自分の頭のなかでちゃんと言語を聞き分けて理解しようとしています。二言語を習得したバイリンガルがその良い例です。英語の父親と日本語の母親の言葉をちゃんと聴き分けて、お子さまは自分の言葉にしているのです。国際的な視野を身につけられる
英語を学び英語を習うことで、その言葉の根底にある文化や習慣をも知ることができます。英語での円滑なコミュニケーションはこの異文化理解が必要不可欠。異なるバックグラウンドを持つ人たちの交流を通して、協調性や共感力も高まります。これらの力はお子さまたちが将来社会に出た時に、国際的な場でのコミュニケーションを円滑に行うための基盤となるはずです。英語を身につけることで、国際人として素地を育むことを目指せます。英語保育のデメリットは?
英語漬けで英語嫌い
あまりにママパパが熱心になってしまうと、お子さまのやる気をそいでしまう恐れもあります。プレッシャーを感じさせるようなことや、英語の詰め込みはしないでください。英語が楽しくなれるような環境をつくって、英語が嫌いにならないように、苦手にならないようにしてあげてください。英語保育の学費の捻出
せっかく始めた英語保育は継続できるようにしてあげましょう。インターナショナルスクールの学費は高過ぎるので諦めたとしても、英語保育にはお金はかかります。月いくらかかるか、家計と相談してから通わせるようにしましょう。語学は継続が大切です。英語保育の学費の捻出を念頭に置いて通えるかどうか検討してください。英語嫌いにさせないママパパの関わり方
英語漬けで英語嫌いになることが、英語を習うお子さまたちの一番の懸念材料です。英語ができない、わからないと言って絶対に叱ることはやめましょう。「わあ、上手ね。ママも教えて」とほめて教えさせる行為はお子さまの自信につながります。いつでもお子さまのアウトプットを上手に引き出すことを心がけてください。またお子さまのペースとレベルに合わせてあげることも大切です。
英語保育を選ぶ際のポイント
では英語保育を始めさせる場合、どんなことが選んで決めるポイントになるのでしょうか。
その英語保育は英語100%か?
英語の習得には日本語を介さないで、全て英語でやりとりすることがベストです。保育では英語、家では日本語と、語学のスイッチを切り替えることをお子さまたちは自然とできるはずです。もし日本語が覚束ないと思えたら、家での日本語のコミュニケーションを充実させていきましょう。講師の質と環境
ただ英語が話せるだけの講師でもいけません。できれば英語教授を習った講師か、英語指導の資格を持つ講師のところが望ましいところです。また小さなお子さまを預けるので、保育面においても安全な環境かを見極めるのも大切です。通学できる場所の選定
英語だけの保育施設の場所選びもポイントです。家族が送り迎えをしなければならないと、家から遠い場所だとママパパの負担が大きくなります。お子さまを通わせやすい場所を選んであげましょう。英語のコミュニケーションスキルの先にある何か
でも英語を話せるだけではテレビのニュース原稿をAIが読んでいるのと同じです。英語で何を伝えるか、英語を話す人と人のコミュニケーションの中央になる人間が必要になるのです。そのためには英語のコミュニケーションスキルの先にあるものを見つけなければならないようです。
シェーンでは1977年の創業当初から、英語のネイティブスピーカーがレッスンを行っています。週に一度だけの英語のレッスンをシェーンのお子さまたちは通い続けて、学校の勉強や受験勉強などで一旦辞めてしまうケースも多々ありました。
それでも小さい時からシェーンに通い、英語が大好きになった生徒さんたちからこんな声をいただきました。 「英語は絶対に必要なスキル」、「英語で自分の意見を説明できるレベルまでたどり着きたい」、「受験は通過点、英語にゴールはありません」、「シェーンのレッスンが生活のリズムになってしまった」、「英語は面白い、だから続けられる」、「受験も大切だけど、テストだけではない英会話を続けたい」、「英語を習ったことで、日本では知ることのない文化や習慣、考え方を知ることができた」と、英会話レッスンを始めたことで、新しい世界に触れ、将来の選択肢が広がったことをお話してくださいました。
受験勉強でシェーンを辞めても大学生や社会人になって、またレッスンを再開してくださる方も大勢いらっしゃるようです。英語から始まり、英語から広がった何かが皆さんそれぞれにあるのでしょう。シェーンの英会話レッスンで、「見て・聞いて・感じる」その積み重ねが皆さんの人生をより豊かにものになれば、英語のコミュニケーションは活かせると思われます。


