英語での月や年月日の書き方完全ガイド

2025.09.24

英会話フレーズ

英語の数字って、意外に苦手な人が多いもの。特に日付や時間って、どう表現したらいいのか、迷ってしまっていました。英会話を学ぶうえで避けて通れない数字や月、年月日のこと。

英語学習者はこれらの表現を身につけることで、日常生活のさまざまなシーンで役立てることができます。また月に関する表現を理解すると、外国の文化や習慣についても理解が深まり、さらに英語でのコミュニケーションより円滑にはかれるようになります。

月の表現を正確に使えるようになると、英語でのさまざまなシーンの自信を高められます。今回は英語での月や年月日の書き方、その基本からご紹介していきましょう。
 

英語の「月名」の基本的な書き方、日付・年月日の書き方

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英単語の月は中学生の時に英語の授業で学びました。January, February, March, April, May, June, July, August, September, October, November, Decemberと書き慣れるまで時間がかかった覚えがあります。ローマ神話の神さまの名や、ラテン語の数字からこれらの月の名になったようですが、でも長い英単語が多くて難儀しました。

月名は先頭大文字で綴る

月の固有名詞は大文字で綴ることが英語のルールです。けして小文字にしないようにしましょう。曜日も同様です。全て大文字で綴ります。そして固有名詞にはtheの定冠詞はつきません。

しかし太陽のsunは不可算名詞なのでtheがつきます。ここがまたややこしいところですが、英語は英語のルールに則って身につけていくことが大切です。

 

省略表記は先頭3文字+ピリオドが基本

あまりに長い月の英単語。英語が母国語の人たちも綴りを間違いそうなのか、省略で記されます。最初の3字にピリオドが基本です。ピリオドは省略形の記号。曜日も同様に短縮の際にはピリオドを入れます。

Jan./Feb./Mar./Apr./May/Jun./July/Aug./Sep./Oct./Nov./Dec.

Mayは既に3字なのでピリオドは不要です。以前カナダ人の先生にJun.と記載するところをJunとしてしまって怒られたことがあります。たったeの1字でもピリオドは忘れないようにしましょう。

 

日付は数字でもOK

日本語だと1月と書けばいいので簡単です。睦月10日とは今の日本人は書きません。ただし英語の日付は数字で簡単に記すことも可能です。順番はアメリカ式とイギリス式で変わりますので、それはまた後でご紹介しましょう。


 

日付と年月日の「書き方」

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英語の順序は日本語とまるで反対のルール。そのルールを知ってしまえば簡単です。住所も番地→市区町村→都道府県→国→郵便番号となります。海外への送付物をした経験のある方はご存じでしょう。では最初に年、月、日の順番をご紹介します。

年月日を書くときは月→日→年の順番で

September 27th, 2025

この順番はアメリカ式です。イギリス式は日付が先にくるように書きます。

27th September 2025

さらに日付には序数を使われます。序数とは順番を表現する数詞で、野球のベースの名称にもなっています。

 

1から31までの日付使える序数

日付の序数を発音記号とともにご紹介しましょう。発音記号はアメリカ英語にしています。

1/first 1st/fˈɚːst
2/second 2nd/sék(ə)nd
3/third 3rd/θˈɚːd
4/fourth 4th/fˈɔɚθ
5/fifth 5th/fífθ
6/sixth 6th/síksθ
7/seventh 7th/sév(ə)nθ
8/eighth 8th/éɪtθ
9/ninth 9th/nάɪnθ
10/tenth 10th/ténθ
11/eleventh 11th/əlév(ə)nθ
12/twelfth 12th/twélfθ
13/thirteenth 13th / θ`ɚːtíːnθ
14/fourteenth 14th/f`ɔɚtíːnθ
15/fifteenth 15th/fìftíːnθ
16/sixteenth 16th/sìkstíːnθ
17/seventeenth 17th/sèv(ə)ntíːnθ
18/eighteenth 18th/èɪtíːnθ
19/nineteenth 19th/nὰɪntíːnθ
20/twentieth 20th/twénṭiəθ
21/twenty-first 21st/twɛnti fɝst
22/twenty-second 22nd/twɛnti sék(ə)nd
23/twenty-third 23rd/twɛnti θˈɚːd
24/twenty-fourth 24th/twɛnti fˈɔɚθ
25/twenty-fifth 25th/twɛnti fífθ
26/twenty-sixth 26th/twɛnti síksθ
27/twenty-seventh 27th/twɛnti sév(ə)nθ
28/twenty-eighth 28th/twɛnti éɪtθ
29/twenty-ninth 29th/twɛnti nάɪnθ
30/thirtieth 30th/θˈɚːṭiəθ
31/thirty-first 31st/θˈɚːṭi fˈɚːst

この序数は何周年のアニバーサリーでも使えます。読み方もしっかりと身につけていきましょう。

 

さらに詳しく説明が必要なときは場所→時間→曜日→月→日→年の順番で

meeting room A,1:30 pm Friday, September 19th, 2025.

文章にするときは時間の前にatが入り、曜日の前にonを入れることになります。

meeting room A at 1:30 pm on Friday, September 19th, 2025.

 

アメリカ式日付の丁寧な書き方

Wednesday September 24th, 2025

 

アメリカ式日付の簡素な書き方

Wed. 9/24/2025

 

イギリス式日付の丁寧な書き方

Wednesday 24th, September 2025

 

イギリス式日付の簡素な書き方

Wed. 24/9/2025

もちろんアメリカ式もイギリス式もどちらも間違いではなく伝わります。これを知っていると、日付から書いたらイギリス人、月から書いたらアメリカ人と密かな楽しみにもなります。またカジュアルかフォーマルかを考えて、日付と曜日の書き方の使い分けをしていきましょう。


 

英語表現の中で「月」に関連する言い方

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1ヶ月かかる

「1ヶ月かかる」は英語で「It takes one month」と表現します。特定の作業やプロジェクトにかかる期間を示す際に便利なフレーズです。例えば、こんなに例文で使うこともできます。

This project takes one month.
このプロジェクトは1ヶ月かかります。

時間管理やプロジェクトの計画立案において非常に大切なフレーズです。多くのビジネスシーンで使用されるためしっかりとこのフレーズを知っておいてください。

また、It takes one monthは、旅行計画や学習スケジュールを立てる際にも役立つフレーズになります。この表現を使用することで、具体的な時間枠を示して計画をより効率的に進めることができます。時間を正確に伝えることができると、コミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトの成功の予測がわかりやすくなります。

 

3ヶ月以内/の間に/後に

「3ヶ月以内」は「within three months」と表現します。期限や目標達成の時間枠を示す際に使用されるwithin。

We will complete it within three months.
3ヶ月以内に完了させます。

この表現はビジネスの状況でよく使われ、特にプロジェクトの締め切りを設定する際に役に立つフレーズです。期限を守ることは信頼の構築に繋がります。使えるフレーズを活用していきましょう。プライベートの目標設定にもこの表現は使えます。

英語での時間表現をマスターすることで、より詳しい情報を伝えることができるようになり、スムーズな英語でのコミュニケーションをはかれるようになります。このwithinは目標達成するため時間管理の鍵となる表現ですので、しっかりと使えるようにしていきましょう。

 

前月、翌月、前々月、翌々月

「前の月から翌月まで」は「from the previous month to the next month」と言います。このフレーズは特定の期間をカバーする際に使用されています。例えばこんな使い方ができます。

Sales from the previous month to the next month.
前の月から翌月までの売上

この表現は企業の業績分析や経済的な計画を立てる際に使えます。期間を正確に示すことで、より詳細な情報を提供することが可能になります。

previous month/前月
the month before last/前々月
Next month/翌月
the month after next/翌々月

日本語はくり返しの「々」の踊り字を使いますが、英語ではより正確な表現が求められます。

ちなみに日本語の「々」の踊り字には決まった読み方はありません。くり返し符号とか呼ばれていますが、発音しなければならないときは「ノマ」と呼んでいるとのこと。ノとマをくっつけた字のようだからだそうです。

 

前の月から、翌月から

さて日本語でも曖昧な「から」の英語表現。前置詞のfromしか思い浮かびませんが、果たしてそれが正解なのでしょうか。調べてみました。

from the previous month/前の月から
「前の月(と比べて)」の意味を含んでいます。

There was more rain in May from the previous month.
5月は前月より雨が多かった。

また前置詞のsinceも使えるようです。

 

since last month/前の月から

Our team has been working on this project since last month.
私たちのチームは先月からこのプロジェクトに取り組んでいます。

Sales have been increasing since last month.
前の月からの売上が上昇しています。

過去のある時点から現在までの継続的な状況を示すのに、特に適している表現で、特定の時期からの変化や進展を強調することができる表現です。

これらの英語表現を使い分けることができれば、継続的な努力やプロセスを報告する際の明確で具体的なコミュニケーションがはかれるようになります。

 

翌月までに、翌月まで

「までに」と「まで」は同じように使ってしまいますが、英語では実は厳格に使い分けができないといけません。前置詞のbyとuntilの理解を深めていきましょう。

 

by next month/翌月までに

The project needs to be completed by next month.
プロジェクトは翌月までに完了する必要があります。

We have to prepare the presentation by 2 pm.
私たちは午後2時までにプレゼンテーションの準備をしなければなりません。

期限以内に何らかの行動を完了することが求められている表現。締め切りにはbyが使われます。

 

until next month/翌月まで

The exhibition will run until next month.
この展示は翌月まで開催されます。

I have to wait for him at Tokyo station until 3 pm.
午後3時までずっと東京駅で彼を待ち続けなければなりません。

前置詞のuntilは何らかの状態が続くことを意味しています。

これらの違いを理解することで、ビジネスや日常生活でのコミュニケーションがよりスムーズになります。さらに、by next month"は締め切りの強調に適し、until next monthは状態の持続性を示す際に便利なフレーズです。

これらの理解を深めることでビジネスシーンでの正確なコミュニケーションが可能になります。またこれらの違いを意識して使うことで、英語の表現がより豊かになります。相手に的確な情報を提供することができるでしょう。

 

初旬・中旬・下旬

月の初旬・中旬・下旬はどう表現されるのでしょうか。9月で説明していきましょう。

the beginning of September/9月初旬
mid September/9月中旬
the end of September/9月下旬

昔の話です。かつてシェーンのロンドンのヘッドオフィスに「~までに原稿が欲しい」とメールを打たなければならない必要があり、その時にこのbyを使ってコミュニケーションをはかっていました。それも「欲しい」だけでは曖昧です。そこで1年分をまとめて英文で説明した覚えがあります。

Spring Issue
We would like to receive your manuscript by the end of January.

Summer Issue
We would like to receive your manuscript by the end of April.

Autumn Issue
We would like to receive your manuscript by the end of July.

Winer Issue
We would like to receive your manuscript by the end of October.

季刊誌の発行だったので、春号は1月下旬までに、夏号は4月下旬までに、秋号は7月下旬までに、冬号は10月下旬までにと1年分のスケジュールを伝えて、それぞれの締め切りの2週間前にメンションしていました。ロンドンのヘッドオフィスからは期限通りに原稿が送られてきたことはなく、なかなか大変な経験でした。それでも海外とのコミュニケーションがはかれ、異文化理解を交えて仕事ができました。


 

英語表現はそのまま身につける

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月に関するいろいろな表現をご紹介してきしたが、1月から12月までの月の名をそのまま覚えたように、until next monthやby next month、since last month、from the previous month、within three monthsなどは、そのまま文例を頭に入れていった方がよさそうです。英語表現は単語を勝手につなげても変な表現になってしまいます。英語は日本語を介さず、そのまま身につけるトレーニングが大切です。

日本語を介さず英語を英語で覚えるには、使えるフレーズのインプットを日々こなし、またそれをひとり言のようにアウトプットすることでトレーニングします。耳で聞いたことがそのまま理解できるには時間が必要ですが、より多くの英語に触れることを続ければ、だんだんとその意味もわかってくるようです。

そのためには日々英語に触れること、インプットとアウトプットをくり返し、英語脳を鍛えていきましょう。簡単なフレーズから始めて、飽きないで毎日コツコツと続けることが大切です。今日覚えても明日また忘れてしまわないよう、反復くり返して英語に関わっていきましょう。