英検は中学英語で受かる?3級・準2級のレベルと効率的な対策法を解説!

2025.08.05

勉強法
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「英検を受けたいけど、中学英語しか習っていないし、合格できるか不安…」
そんな中学生やその保護者の声をよく耳にします。特に英検3級や準2級は、進学や内申にも関わる重要な級であるため、しっかりと対策をしておきたいものです。

でも安心してください。実は、英検3級・準2級の出題範囲は、中学英語を土台に構成されており、「学校で習ったこと」をきちんと理解・運用できれば、十分に合格が狙えます。
この記事では、英検の出題傾向や中学英語との関係性、合格に向けた学習法、そして英会話教室の活用まで、わかりやすく解説します。

英検と中学英語の関係性

英検3級は「中学英語の集大成」

英検3級は、「中学卒業程度」の英語力が目安とされています。つまり、出題内容の大半が中学1年~3年で習う文法・単語・表現に基づいているのです。
リーディングでは短い会話文の空欄補充、Eメール形式の読解、並べ替え問題などが出題され、正確な文法知識と語彙力が求められます。

また、ライティングでは「あなたは~についてどう思いますか?」という形式で、30語程度の短い英作文が課されます。
これは、主語+動詞の基本文型、because などの接続詞、日常単語を正しく使えれば十分に対応できる内容です。
たとえば、
I think reading books is fun because I can learn many things.
私は本を読むのは楽しいと思います。なぜなら多くのことを学べるからです。
このように、シンプルで明快な構成が評価されます。

準2級は「中学英語+少しの応用」

準2級は「高校中級程度」が目安とされていますが、実際の出題では中学英語をベースに、少し発展的な内容が加わる程度です。
たとえば、話題が「環境問題」「スマートフォン」「部活動」など、より社会的・抽象的なトピックに広がる傾向があります。

ただし、必要な語彙や文法は依然として中学英語で対応可能なレベルです。
知らない単語が出ても前後の文脈で意味を推測する読解力や、わからない表現を別の言い方に言い換える力(言い換え力)を意識すると、高得点を狙えます。

準2級でもライティングは「50語程度」で、自分の意見+理由2つを書く構成が基本です。語数は増えますが、構成の考え方は3級と同じなので、練習すれば無理なく対応できます。

中学英語を使った英検対策の進め方

文法・単語は中学範囲をしっかり復習

中学で習う文法は、英検の問題を解くうえでの「土台」です。
例えば、現在完了(have+過去分詞)、受動態(be動詞+過去分詞)、不定詞(to+動詞の原形)などは、3級・準2級どちらでも頻出です。
単語は「日常生活に関連するもの」が中心で、学校、家庭、買い物、交通、趣味といった分野を重点的に復習しましょう。

リスニング対策には音読とシャドーイング

リスニングが苦手な人は、まず「音読」から始めましょう。英語を目で読むだけでなく、声に出すことで記憶にも定着しやすくなります。

さらに効果的なのが「シャドーイング」です。これは、英語の音声を聞いたあとすぐに真似して発話する練習法で、リズム・イントネーション・発音すべてに効果があります。
以下のような手順で行うのが基本です:

  1. 教材の英文と音声を用意する(英検の公式リスニングなどがおすすめ)
  2. まずはスクリプトを見ながら1回、内容を理解する
  3. スクリプトを見ずに音声を再生し、少し遅れて同じように声に出す
  4. 1文ずつ停止して真似 → 慣れてきたら全文通して練習

1日5~10分を毎日続けるだけでも、リスニング力とスピーキングの滑らかさが大きく変わってきます。
最初は聞き取れなくても焦らず、自分の声を録音して比べてみるのも効果的です。

英検の頻出フレーズと文法をチェック

会話問題に出る表現パターン

英検のリーディングやスピーキングでは、日常生活でよく使う英語表現が頻出します。3級と準2級では出題されるシチュエーションや語彙の難易度が少し異なります。

【英検3級でよく出る表現】

  • Can I help you?
    お手伝いしましょうか?
  • I'm looking for a new bag.
    新しいかばんを探しています。
  • What do you usually do after school?
    放課後は普段何をしますか?
  • How many brothers and sisters do you have?
    兄弟姉妹は何人いますか?

【英検準2級でよく出る表現】

  • Could you tell me how to get to the station?
    駅への行き方を教えてもらえますか?
  • I'm interested in learning about different cultures.
    異文化について学ぶことに興味があります。
  • What do you think about using smartphones in class?
    授業中のスマホ使用についてどう思いますか?

英検3級では、日常生活や学校生活に関する「身近でシンプルなやりとり」が中心です。自己紹介や買い物、家族の話題など、使う語彙や構文も基礎的なものが多く、質問に対する短い返答が求められます。

一方、準2級では、より抽象的なテーマ(たとえば「テクノロジー」「環境問題」「社会的なマナー」など)について自分の意見を述べる場面が増えます。英語力だけでなく、論理的に答える力や表現の幅も試されるようになります。

どちらの級でも、以下のようなポイントを押さえておくと、会話問題で高得点が狙えます:

  • Yes / Noだけで終わらせず、理由や具体例をつけて話す
  • わからない質問でも “I'm not sure, but...” などで反応を返す
  • 覚えている表現を応用して、自分の言葉で伝える意識を持つ

 

よく問われる中学文法(現在完了・受動態など)

英検では、基本的な文法を使った正確な表現力も問われます。「形を覚える」だけでなく、「どんな意味で使われるか」「実際の会話でどう役立つか」まで理解しておくと安心です。

現在完了(経験)
Have you ever been to Kyoto?
京都に行ったことがありますか?
→ “have + 過去分詞”で、これまでの経験をたずねるときによく使われます。

受動態
This book was written by my sister.
この本は私の姉によって書かれました。
→ 「~される」という意味を表す構文。by以下に「だれが行ったか」を続けます。

比較級
This room is bigger than that one.
この部屋はあの部屋よりも広いです。
→ “than”とセットで使い、「~より~だ」と比較するときに使います。

接続詞(because / so / if)
I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので家にいました。
→ 理由や結果、条件をつなぐ「接続詞」は、ライティングにも頻出です。

不定詞
I want to be a teacher.
私は先生になりたいです。
→ “to + 動詞の原形”で「~すること」「~したいこと」などを表します。

合格のカギは「英語の自信をつけること」

スピーキングは「慣れ」がすべて

英検の二次試験(面接)は、話す内容の正確さよりも、コミュニケーション力や反応の自然さが重視されます。
予想問題を繰り返し練習し、「英語で話すこと」に自信をつけることが重要です。間違えてもいいので、堂々と話す姿勢を見せることがポイントです。

英会話教室でアウトプット経験を

自宅学習だけではなかなか発話量が足りません。英会話教室に通うことで、プロの講師とのやり取りの中で実践的な力を身につけることができます。
特にスピーキングに苦手意識がある人には、「自分でも話せる」という体験が大きな自信になります。

シェーン英会話なら英検対策も安心

中学生向けコースが充実

シェーン英会話では、学年・英語力別に設計されたカリキュラムが用意されており、無理なく英検合格に向けたステップアップが可能です。
ネイティブ講師による本格指導のもと、自然な会話力を身につけることができます。

面接対策・スピーキング指導も万全

二次試験の模擬面接や、発音・イントネーションの個別指導など、英検特化型のサポートも充実しています。
初めて英検に挑戦する方でも安心して受験できるよう、ていねいなサポート体制が整っています。

まとめ:中学英語は英検合格の最短ルート

英検3級・準2級の合格には、中学英語の内容をしっかりと身につけ、それを「使える力」に変えていくことが最も重要です。
自信を持って試験に臨むためにも、早めの準備と実践練習を始めましょう。
シェーン英会話のような専門教室を活用することで、効果的に合格を目指せます。