コレやってたら絶対やめて!勉強を続けていても伸びない人の共通点
2025.05.22
勉強法
「毎日勉強をしているのに成績が上がらない…」「TOEICや英検のスコアが上がらない…」「最初のうちは伸びていたのに、途中で成長が止まってしまった…」こんなお悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?
過去に学習塾で1,000人以上の小・中・高校生を教えた経験がある私ですが、同じように悩んでいるお子さま、そして保護者さまはたくさんいらっしゃいました。学習成果の見え方には元来備わった個人差が関係してくることは事実ですが、学習方法によって成果の出やすさは大きく変わります。このコラムでは、勉強を続けても伸び悩む人に共通するポイントを解説し、改善策を提案していきます。
勉強を続けていても伸びない人の共通点
伸び悩む原因、その理由が明らかになれば、自ずとその勉強法も変わっていくはずです。下記に当てはまるものがあるか探してみてください。
目標が不明確
何のために勉強するのか、ゴールがはっきりしていないと、ただ漫然と学習を続けることになります。当たり前のことのようですが、具体性がないといけません。「英語ができるようになる」ではなく「英検2級に合格する」「TOEIでスコア〇〇点を取る」と目標を明確にしていきます。「数学を頑張る」よりも、「〇〇模試で偏差値〇〇を取る」など、具体的な目標設定が重要です。計画を立てていない
何をどのように勉強するか決めずに、やみくもに取り組んでいませんか? 「とにかくたくさん勉強する」ではなく、短期・中期・長期の学習計画を立てることが大切です。集中力がない
スマホを触りながら勉強する、途中で何度も気が散る… こんなことはありませんか? 短時間でも集中できる環境を作り、ポモドーロ・テクニックなどを活用すると効果的です。ポモドーロ・テクニックは次項の改善策で説明します。フィードバックの欠如
解いた問題の振り返りをしない、間違いを放置するというのはNGです。間違えた問題はすぐに振り返り、なぜつまずいたのか分析する習慣をつけましょう。受験勉強の場合だと、いわゆるマルつけを後回しにしてまとめてやるのは最悪の学習法と言えます。モチベーションがない
勉強が「やらされているもの」になっていませんか?「なぜ学ぶのか」を考え、自分なりの学習の意味を見つけることが大事です。勉強を続けていても伸びない人の改善策
では原因で思いあたるものがありましたら、それぞれの改善策をお試しください。
目標が不明確の場合
資格の勉強なんかではよくあることですが、学習時間についても目標を立てます。例えば総計1,000時間の学習が必要と想定されている場合、1年という期間目標を立てたならば月、日単位で見れば何時間の学習時間が必要なのかをまずは組まなければなりません。日単位でみてやっと現実味が出てくるので、それが無理のない学習時間なのかをチェックし、当初立てた1年という期間を長くするか短くするか調整していきます。計画を立てていない場合
長期目標はほぼゴールの目標となるので、そこから中期目標そして短期目標を決めていきます。短期目標が達成できていなかった場合は、中期的にはそこから巻き返しが可能なのかを考えます。もし中期的に巻き返しができないようならば、期間目標を長くすることも視野に入れなければなりません。集中力がない場合
ポモドーロ・テクニックなどを活用すると効果的です。ポモドーロ・テクニックは一般的に、25分学習と5分休憩を1セットとして学習サイクルをまわすものです。人によって集中持続時間が違うので、25分にこだわらなくても良いでしょう。どうしてもスマホを触ってしまう…という場合はスマホのタイマーではなく、キッチンタイマーを使うのがおすすめです。この25分の集中タイムには、ざっくりと「英単語をやる」という計画ではなく、もっと具体的に「英単語帳の32ページから94ページを音読で5周する」というようにします。その集中タイム中に「何をやろうか」と考えてはいけません。
フィードバックの欠如の場合
1問ごとにマルつけ(そして間違っていたら振り返り)がベストです。自分が本当に一生懸命に考え抜いた解答であれば、すぐにマルかバツかを知りたいはずです。その問題への気持ちが熱い(記憶に強く残っている)うちにフィードバックをすることで、より頭に定着することができます。モチベーションがない場合
英会話であれば海外Vlogや行きたい国の情報をInstagramやYouTubeなどのソーシャルメディアで見返し、モチベーションを保つようにすると良いでしょう。なりたい自分の姿を想像して、勉強のモチベーションをキープし続けることをおすすめします。まとめ
勉強を続けても成果が出ないのは「努力の方向性」つまりは「勉強のやり方」に問題がある場合が多いです。正しい方法で学習すれば、同じ時間でも効果が大きく変わります。まずは自分の勉強方法を見直し、小さな改善から始めてみましょう。