Caledonia~From the United Kingdom

2026.04.12

英国史雑学

スコットランドのグラスゴー空港で乗り継ぎの飛行機を待つ間、入ったカフェがカレドニア。でもこのネーミング、スコットランドとはほど遠い感じがしてしまいました。カレドニアって言葉、確かに南太平洋の「天国に一番近い島」と呼ばれるニューカレドニアがその名の元。では元はどこだったのでしょう???

最初はニューカレドニアのお話です。当時グレートブリテン国の探検家、キャプテン・クックことジェイムス・クックが1774年に太平洋航行中に見つけた島、それが後にニューカレドニアとなった島。クックはこの島の北東部がスコットランドのようだったので、ニューカレドニアと名づけます。カレドニアとはイングランドとスコットランドから成るグレートブリテン島の北部を指す言葉でした。

カレドニアはローマ帝国がフォース川の北の地域を指したことが由来のようです。フォース川はエディンバラよりもグラスゴーよりも北にある川で、全長47キロメートル、スコットランドの東海岸で北海へと流れ、このカレドニアと呼ばれる地域はスコットランドのほとんどを占めていたと思われます。ここにはカレドニア連邦がありカレドニア人が住んでいました。カレドニアの人たちは農民でしたが、侵攻してくるローマ人たちと何度も戦い、勝ち負けをくり返したようです。ローマ人たちはカレドニアを完全に攻略することはできなかったようです。

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スコットランドの名はかつてここを統一したスコット人たちからその名になりましたが、スコットランドはゲールの言葉ではアルバ、ラテン語ではカレドニアと呼ばれているそうです。そのカレドニアの名は海を渡っていった人たちによって、アメリカやカナダの町や村の名に残っています。またスコットランドのタータンチェックの柄にも4種類見つけました。カレドニアエイシェント、カレドニアコーリング、カレドニアモダン、ヒストリックカレドニアがそれぞれ登録されています。

今はカレドニアのクランこと氏族は見当たらないようですが、南太平洋の島までにもその名を残したカレドニア。グラスゴーの飛行機乗り継ぎの時間にカフェラテを飲みながら、こんな北方と南の島がつながっている不思議を感じていました。

※写真がグラスゴー空港で入ったカレドニア。でもカフェではなくバー&レストランでした。朝食からおつまみ、ビールやスコッチウィスキーまで楽しめるそうです。朝は3時45分から最終便まで営業中とのことでした。