Full Scottish Breakfast~From the United Kingdom
2025.12.23
フルスコティッシュブレックファストは、19世紀半ばにそのスタイルが確立されたようです。朝食は大切な食事。1日のエネルギーをここで蓄えるためのメニューが考え出されます。調理したばかりの温かくて肉や卵がしっかりと摂れるもの、それがフルブレックファストです。でもイングランドとスコットランドのフルブレックファストは少し違うようです。
スコットランドではパブのメニューにハギスと呼ばれる肉料理があります。羊のミンチとオートミール、玉ねぎにスパイスを合わせた詰め物を茹でたものか蒸したものがハギス。肉が内臓系なのでちょっと女性は引いてしまうかもれませんが、ソーセージの中身のように見え、スパイスを利かせているので味も問題なくいただけます。またブラックプディングと呼ばれる真っ黒なソーセージがあり、フルスコティッシュブレックファストはこの2つが必ず入っているようです。
スコットランドのホテルの朝食のメニューにはこう書かれていました。
Egg to order/Haggis/Black Pudding/Grilled Tomato/Sauteed Mushrooms/Smoked Streaky Bacon/Sausage/Potato Scone/Baked Beans
ハギスとブラックプディング、初めてのポテトスコーン。これはじゃがいもと小麦粉を合わせて焼いたもので、ポテトのパンケーキのようです。ここではバターではなくサワークリームが乗っていました。他はフルイングリッシュブレックファストと同じように焼いたトマトとマッシュルーム、ベーコンとソーセージ、お馴染みのベイクドビーンズです。
最近は食の多様化で、ホテルの朝食にベジタリアンとヴィーガンのためのものも用意されています。こちらもご紹介しましょう。
Vegan Sausage/Grilled Tomato/Mushrooms/Spinach/Choice of Egg if required
ヴィーガンソーセージは豆やナッツ、チアシードなどを合わせたもので、肉は一切不使用のうえグルテンタリーのものも最近出ています。またスピナッチはほうれん草、卵はご希望があれば出してくれるようでした。ベジタリアンやヴィーガン用でもけしてカロリーが低いものではありません。豆やナッツで栄養もしっかり補給でき、肉のソーセージとカロリーも変わらないようです。
フルスコティッシュブレックファストの写真を見て今気づきました。卵料理を頼むのを忘れていました。まあ、前日のロンドンのホテルの朝食でスクランブルエッグとエッグベネディクトまで食べてしまって、ちょっと卵を多く摂り過ぎていました。ちょうどよかったのかもしれません。

