Carraig Fhada Lighthouse~From the United Kingdom

2026.05.16

英国史雑学
  • Carraig Fhada Lighthouse

ライトハウスは灯台。スコットランドの離島で見つけたキャレイグファダ灯台は四角い白い灯台で、何もない岬の突端に建てられています。この灯台は亡き妻を偲び、その港の目印として当時の島の地主が建てたものでした。

1832年にこの島の地主の妻、エレノアが亡くなります。結婚してまだ12年、36才の短い生涯でした。夫のウォルター・フレデリック・キャンベルは、アイラ島の地主として島の改革に努めていました。村をつくり農業の多様化をはかったと言われています。妻を亡くしたことはウォルターにとって手足をもがれる思いだったのでしょう。港に妻の名をつけ、この白い小さな灯台を建設します。

  • Carraig Fhada Lighthouse~From the United Kingdom

この島は夏の間の気候は温暖ですが、冬は風が吹き荒ぶ日もあるようです。それでもメキシコ湾流のおかげで雪が降ることもなく、日本よりは寒くないとは言われます。でもこの風。それが風速18、20とBBCの天気にありますが、南東からの穏やかな風と記されています。メートルではないのかと思っていると、43、45では東南東からの突風とあります。これが一晩中続く日もあるようですから、海は相当荒れ続けています。

そんな岬の突端のこのキャレイグファダ灯台。船の航行の一助になっているのでしょうか。1918年にこの島の近くで大きな海難事故がありました。島民たちは被害者たちを海から引き揚げ、島に埋葬します。その数500名ほど。この近くで大惨事が起こってしまったのです。ハリケーンに近い風が吹いた日の衝突事故でした。

穏やかな日は季節の花々の向こうに見える四角い灯台。ここを訪れたその日も暑いほどの陽気です。キャレイグファダ灯台を、濃いピンクのフォックスグローブたちが高いところから見守っている1枚を写真に収めてきました。