Madeira Cake~From the United Kingdom
2026.02.05
イギリスのケーキはひと通り見つけた気でいたのですが、でもまだまだありました。マデイラケーキは知りませんでした。大きなスポンジケーキ。とてもシンプルな見かけのケーキです。
マデイラは諸島の名ですがそこで考案されたケーキではなく、イギリスの伝統的なケーキがなぜかマデイラケーキ。その名の由来はマデイラワインといっしょにいただいたところからきたそうです。マデイラワインはポルトガル領のマデイラ島産。少し甘めのマデイラワインはお料理のソースでも使われています。元々ケーキはデザートとしてよりワインのおつまみ的存在でもありました。
マデイラケーキは小麦粉と卵、バターと塩、砂糖に少量のミルクに、レモンのエッセンスと柚子の皮をアクセントで使っているようです。カタに入れて焼き上げる甘さ控えめなマデイラケーキ。だからワインとの相性が好いのかもしれません。軽い食感ですが小麦粉が少し多めなので、しっかりとした味わいに仕上がります。
19世紀半ばにイギリスでマデイラワインが人気となり、マデイラケーキもつくられたようです。パウンドケーキと見た目は同じようですが、レモン風味がマデイラケーキの特徴です。イギリスではレモンを活かしたケーキが他にもあり、レモンドリズルケーキ、レモンメレンゲパイ、レモンカードなどがあります。レモンカードはレモンをなめらかなクリーム状にしたもので、パンやヨーグルトにとてもよく合います。先日出かけたアフタヌーンティのスコーンにも、クローテッドクリームとレモンカードが添えられていました。
マデイラケーキはワインとともにいただく他、朝食の定番にもなっているそうです。小麦粉が多めなので紅茶にも合いそうなマデイラケーキ。さらにしっとりしていないのがマデイラケーキの信条と言う人もいるとのこと。ミルクを多めにしたりしないでつくるのがマデイラケーキの正統派のレシピだそうです。

