Come and visit TATE BRITAIN ロンドンのテートブリテンへ行ってみませんか
2026.01.27
英国史雑学
英国の画家と作品をどのくらい知っていますか?
最初に絵画を見た時の無垢な感動。それを大切にして美術館に足を運んでみましょう。
ここではロンドンにあるテート・ブリテンが収蔵する作品をご紹介します。
The Room in Which Shakespeare Was Born
ヘンリー・ウォリスの画は「チャタートン」以外思いつかないと、以前書いたことがあります。けれどテート・ブリテンでいつも目にしている作品がそうでした。その画はただの静謐な部屋。壁際に椅子が並び、窓際と壁際に机があるだけで、がらんとした部屋が描かれています。とても小さい画なので下の方に展示されているにも関わらず、いつも目が合ってしまう画です。▶いつも目が合う画は
この画のタイトルも画家も知らないでいたのですが、これがウォリスの作品で、「シェークスピアが生まれた部屋」のタイトルをやっと目にしました。絵画は不思議なものです。美術館の一室に入ると、知らない画でも呼ばれてその前に立ってしまうことがあります。その時の自分のアンテナとチャンネルがちょうど合ったようで、その画に見入ってその世界を感じようといつもしています。実は美術館の音声ガイドは、一度も使ったことはありません。知っている画と再会することと、知らないけれど呼ばれる画を観に行っていることが多いようです。▶シェークスピアの生家の静けさ
「シェークスピアが生まれた部屋」は1853年の作品で、ウォリスが26才の時のものです。この画はシェークスピアの生誕地、ストラットフォード・アポン・エイボンの実際の部屋を描いているようです。シェークスピアの誕生は1564年4月26日。画の部屋は描かれた当時のものなのでしょう。とても16世紀の部屋とは思えませんので、ウォリスが目にした部屋なのでしょうか。ウォリスはロイヤルアカデミーで学び、1856年の「チャタートン」でその名を知られるようになりました。チャタートンのモデルはジョージ・メレディスという作家がなりました。実際のロマン派の詩人トーマス・チャタートンは17才で自殺を遂げていますが、モデルのメレディスはその時28才。実際の年齢差はあったようです。「チャタートン」の画で有名になる前に描いた、「シェークスピアが生まれた部屋」。単なる部屋の画なのですが、その中に静かな中にエネルギーを感じてしまいます。ボードに描かれた小品の油彩画ですが、何か魅きつけられる1枚です。
The Room in Which Shakespeare Was Born
Henry Wallis(1830-1916)
「チャータートン」の画は
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