Subway~From the United Kingdom
2025.06.02
異文化理解
日本もアメリカに習って地下鉄はサブウェイと表記されています。でもロンドンの地下鉄は愛称がチューブで、アンダーグラウンドと呼ばれています。典型的なイギリス英語とアメリカ英語の違いのひとつです。ではサブウェイは英国では何でしょう? チェーンのサンドイッチもお店だけではないのです。
合理的な英国人の発想に歩道橋というものはありません。トラックの高さよりも高い階段を昇らせるのなら、人の高さに合わせた地下道を作ろうと考えました。それがサブウェイです。雨の日も風の日も高い階段を昇り降りするより、地下に潜る方が理に適っています。そのうえ街の景観も歩道橋で妨げる無粋さもありません。そう、英国には電線もあまりなく、街を障害物なく撮影することができるのです。
ロンドンの街中には歩行者用の信号機をたくさん見かけますが、ボタンを押して青に変わる前に車が来なければ、ほとんどの人が目視して渡ってしまいます。街歩きを重ねると、自然と渡ってしまえます。車がいなければほとんどの人が信号を無視しています。郊外に行った時にものすごい交通量の幹線道路に出会ったことがあります。ああ、渡れないと思っていたら、少し先にサブウェイが見つかりました。ストレスのない階段の昇り降りで、無事に向こう側に渡れました。