District Line~From the United Kingdom
2025.04.27
ロンドンに初めて来た時からずっとお世話になっている地下鉄、ディストリクトライン。最初の乗車はキューガーデンに出かけた時でした。ディストリクトラインはロンドンの中央では地下ですが、少し郊外に向かうと電車は高架を走ります。キューガーデンへ行くためにはリッチモンド行きに乗り、ロンドンの中心から30分ほどで到着します。ロンドンを訪れる度に乗るディストリクトライン。そのうちディストリクトラインの駅のある街に滞在することになりました。ロンドンを訪れる度にディストリクトラインでキューガーデン、ウィンブルドン、ハマースミスへと足を運びます。
その日訪れたディストリクトラインのラベンズコートパークの駅は、高架線の駅でとても小さな改札口でした。今日はテムズ河に向かって歩きます。大きな通りを2つ渡ってテムズ河はもう間もなくのようです。初夏の陽ざしがまばゆく、テムズ河に反射しているのが見えてきました。河辺には子どもたちが水遊びに興じ、ボートを漕ぐ高校生らしい姿も見えます。この日が好天に恵まれた幸せを感じます。鳥たちも岸で羽を休めている午後。そう言えば昔この場所をフェリーで通ったことを思い出します。キューガーデンからの帰路をフェリーにしたのは好かったのですが、テムズ河は蛇行の連続。このラベンズコートパークのテムズ河もかなり曲がっています。この河の蛇行のためフェリーはテムズをゆっくりと下り、ウエストミンスターまで相当な時間を要しましたっけ。まあそれでも、夏の日のロンドンの好い思い出として残っています。
ディストリクトラインの西の郊外にはたくさんの思い出が詰まっています。次はチズウィックのカーブーツセールに出かけてみましょうか。車のトランクを開けて持ち寄った品物で出店するマーケットもとても楽しそうです。家にある不要なものを必要な人に。そんなイギリス人のもったいない精神はとても大切なこと。新しいものを買って、要らなくなれば捨ててしまう日本。使い回すシステムがもっとあれば、ゴミも減り、地球にやさしくなれるはずです。
※写真はディストリクトラインのウィンブルドンの駅とラベンズコート駅とプラットホーム。