Neal’s Yard~From the United Kingdom
2025.08.17
ロンドンのコヴェントガーデン駅から歩くと、セブンダイアルズの一角にあるのがニールズヤード。ほんの小さな路地なのですが、トーマス・ニールが開発した場所です。
1690年、当時の君主ウィリアム3世とメアリ2世の時代。土地を譲り受けた国会議員のトーマス・ニールは、今はセブンダイアルズと呼ばれる6差路を整備します。6差路は放射状に広げ星形のエリアを造成。効率よくその場所に家を建築し、正方形の造成地よりも多い家賃収入得たと言われています。やがて7差路になってセブンダイアルズとなります。
ニールズヤードはそのショートズガーデンとモンマスストリートをつなげている小径です。モンマスストリートから入ると、メアリー・ポピンズの画が出迎えてくれます。このストリートアートはBambi作。バンクシーではないようです。バンビもストリートアーテイスト。このメアリー・ポピンズは2017年に描かれたもので、モデルはダイアナ元皇太子妃です。2人の子どもたちはジョージ王子とシャーロット王女らしく、「YOU CAN BE AS NAUGHTY AS YOU WANT JUST DONT GET CAUGHT-好きなだけいたずらしてもいいけど、捕まらないようにしてね」と、画の横にメッセージが書かれています。そしてダイアナ元皇太子妃が持つバッグにはHarrodsの文字。何とも意味深です。
バンビの画を通り抜けるとニールズヤードのカラフルな建物が現れました。こんな狭い小径からでも空は広がっています。ロンドンの空の色が明るくウキウキ見えてきました。鳥かごから飛び出したかったダイアナ元皇太子妃。バンビがここにそのメアリー・ポピンズを描いたのもわかるような気がします。