Natural History Museum, London~From the United Kingdom
2025.05.11
いつも前を通っていますが、開館前からすごい行列です。ロンドンの自然史博物館はとても人気の博物館で、子どもたちとその親たちが長い列をつくっています。いつも混んでいるロンドンの自然史博物館。なかなかその入場のハードルは高そうです。
実は昔一度だけ行ったことがあります。8月の夏休み中だったせいか、特に子どもたちであふれかえっていました。中に入ると天井まで吹き抜けのスペースに、恐竜の等身大サイズの骨格標本が飾られています。その時はディノサウルス展が開催中。観たかったのですが、入場制限されていて中に入るのは困難でした。カフェで休憩しようとしてもまたもや行列です。覚えているのはマニアックな魚のチャート。とにかく混んで、子どもたちと親たちでにぎわっていたのが自然史博物館の思い出です。
ロンドンの自然史博物館の開館は1881年。自然史とは動物や植物などを自然環境とともに研究し、自然史博物館のコレクションは植物学、昆虫学、鉱物学、古生物学、動物学にわたっています。かつて見た恐竜の骨格、その名は「ディッピー」。約32メートルにもなる「ディッピー」は1905年から2017年まで112年間展示されていました。今はシロナガスクジラの「ホープ」の骨格標本が宙を舞って展示されているそうです。
初めて発見されたプレシオサウルスの骨格、スステゴサウルスの化石骨格、トリケラトプスの頭蓋骨、始祖鳥の化石、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」のお話にも出てきた絶滅した鳥類のドードの骨格から復元標本見本も展示されています。観たいものはたくさんありますが、開館前から行列。夏ではなく他の季節を選ぶべきでしょうか。悩むところです。
どこかの映画でこの博物館を観た覚えがあります。ナイトミュージアムは大英博物館だったので、そうニコール・キッドマンがここの学芸員の責任者でした。あれは映画「パディントン」。くまのパディントンを捕まえて剥製にしようとニコール・キッドマンが執拗に追いかけますが、ブラウンさん一家がパディントンを間一髪のところを助けてくれました。夜の暗い館内を駆け回ったパディントンとブラウン一家。あの場所がロンドンの自然史博物館です。