Signpost~From the United Kingdom

2025.05.14

英国コラム

よくロンドンの街角でも見つけていました。あっちに○、こっちに○へと方向を指示してくれていたサインです。ずっとサインボードと思っていたのですが、ずいぶん後になってから、シェーンの講師にこれは英語で何て言うの? と訊ねました。すると、サインポスト。ポストって、郵便ポストだけではなかったようです。

  • Signpost~From the United Kingdom

元々ポストには柱の意味があり、階段の手すりの元になる太い棒は親柱、英語でnewel postと呼ばれています。日本ではあまり立派な階段は自宅にはありませんが、イギリスのお家には、時代に合わせた特徴的な細工のいろいろな階段があり、床のタイルとの色合いのバランスをとっています。ホテルでも美しい階段の装飾は目を見張るものがあり、リフトなど使わないでゆっくりと昇り降りしたくなります。その途中途中にあるニューウェルポスト。ただの階段の手すりではなかったようです。

街角で見かけるサインポストは、駅前にあった記憶です。美術館を探して降りたピムリコでも見ました。ポストは郵便の赤いものばかりだと思っていたので、ロンドン歩きをしながら、またサインポストをたくさん見つけてみたいと思います。ちなみに郵便ポストはイギリスではピラーボックスと呼ばれています。今でも小学生は郵便ポストの詩を読んでいるそうです。それが…

The pillar box is tall and red.
Its mouth is very wide.
It wears a bonnet on its head.
It must be dark inside.


※写真はハムステッド駅前のサインポスト。今日の行く先はケンウッドハウスです。