Egg and Soldiers~From the United Kingdom
2025.11.07
エッグアンドソルジャーズ。卵と戦士たちとはまた勇ましい名ですが、これはイギリスで見かける卵料理のことだそうです。エッグアンドソルジャーズは朝食でいただくことが多いようです。でも卵と戦士たちって、どこから来たのでしょう。
エッグアンドソルジャーズはとろんとした半熟の黄身に、トーストした細いスティックのパンをつけて食べるもの。シンプルだけど、食べやすく、確かに朝食向きです。このスティックトースト、これがソルジャーズ、戦士たちです。1960年代にそのレシピが登場したと言われていますが、あまり出所がはっきりしていないようです。いつの間にか家庭に広がった朝食のメニューです。
エッグアンドソルジャーズは半熟卵が命。エッグスタンドに殻付きのままの半熟卵を乗せ、ナイフやスプーンでスパンと殻に切り込みを入れる瞬間が楽しみです。とろりと半熟の黄味が見えたら笑顔になれます。卵はタンパク質の宝庫で栄養価の高い食材です。タンパク質とビタミンB2を始め、D、カルシウム、鉄なども含まれているので、朝食でエッグアンドソルジャーズをいただくのは理にかなっているメニューです。作るのも簡単、食べるのも手軽なエッグアンドソルジャーズ。最適な朝食メニューです。
どうして細く切ったトーストがソルジャーなのか、それはアイルランドでは細く切ったトーストが、フィンガーズとも呼ばれているところにヒントが見えてきました。指型はロンドンのバッキンガムパレスの衛兵交代式で見るあの黒い高い帽子、ベアスキンに似ています。それでソルジャーズの名がついたのでしょうか。
2005年にデイリーテレグラフの新聞には、完璧な兵士たちを作るためのパーフェクトソルジャーズカッターの発明の記事が出たそうです。イギリスのアマゾンでもカッターが売り出されていました。こだわる人はトーストスティックではなく、ソルジャーズのカタチを求めているようです。

