Dieu et mon droit~From the United Kingdom

2022.09.22

英国史雑学

さてこれはフランス語ですね。イギリスはかつて、ノルマンコン・クェストでフランスから王様が来ましたので、英語の中にフランス語は、かなりの確立で紛れています。でもこれは完全にフランス語です。いったい何を意味するのでしょう。

  • Dieu et mon droit~From the United Kingdom

Dieu et mon droitは紋章。イギリスでは王族を始め、貴族や裕福な出自の家柄には紋章があります。コレッジ・オブ・アームスと呼ばれる紋章院が、全ての紋章を管理し、新しい申請があれば審査し、その家に合った図案を作成し、紋章として認定されます。

シェーンの創業家にもその紋章は認定され、1998年に紋章院から使いの紋章官が来日したことがあります。羊皮紙に紋章の図案とともに、その家の由来が書かれていました。全ての紋章を管理する紋章院、まるでハリーボッターにも出てきそうな世界です。なかなか興味深い紋章のことを垣間見られた経験は、シェーンでの経験の思い出深いもののひとつでした。

※写真はエリザベス女王の紋章。ロンドンの街中ではこの王室御用達の紋章をたくさん見つけることができます。