Tea Strainer~From the United Kingdom

2021.08.30

英国コラム

Tea Strainer
これ、なぁんだ…?? 日本でもよく使っているお茶の道具です。

  • Tea Strainer~From the United Kingdom



ティーストレイナー、聞いたことはありますか。紅茶を淹れる時にボットから、茶葉がカッブに入らないように、これで濾します。そう、日本茶でも使うあの茶漉し、それがティーストレイナーです。

イギリスの紅茶の習慣は、19世紀にはもう確立されていました。ティーと言えば、日本ではアフタヌーンティーを思い浮かべますが、子どもたちにとっては夕食代わりのティーフード。上流階級のお家でも、大人たちの夕食は夜遅いため、子どもたちはティーフードで済ませます。大人たちは夕食までのつなぎに、サンドイッチやスコーンでお腹を充たしたのがアフタヌーンティーの始まり。ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが、女性たちを集めて始めました。ティーポットに人数分ブラス1杯の紅茶を入れ、熱々の沸かしたてのお湯を注ぎます。ティーコジィと呼ばれるポットカバーをかけ、少し経ってから、ティーストレイナーをカップに掛け、紅茶を注ぎます。真夏の暑い日でも熱い紅茶は、身体を落ちつかせてくれ、疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。茶葉から淹れた紅茶の味はまた格別です。

ティーストレイナーもいろいろあり、カップに掛けてくるりと回すもの、スプーンのようにカップに掛けるもの、直接茶葉を入れるもの、ポットの注ぎ口に直接掛けるものなど、金色や銀色、見事な細工のものと、見ていても楽しいものです。アンティークのティーストレイナーのコレクターもいるようで、蚤の市などで見つける楽しみもありそうです。