Trifleを知ろう|パフェとは違うイギリスのスイーツ

2021.10.14

英国食生活

目次

  • Trifle~From the United Kingdom

Trifle・トライフル、英国のクラシックなスイーツ

イギリスのスイーツ「トライフル」は、その名前の意味こそ「つまらないもの」ですが、見た目も味も華やかな人気デザートです。家にある材料で手軽に作れることから、長年にわたって多くの家庭で愛されています。今回は、定番のいちごを使ったレシピを中心にご紹介します。

作り方はとてもシンプル。生クリーム、カットしたスポンジケーキ、いちご、カスタードクリームを順に重ねていきます。最後にいちごをトッピングすれば完成。層を重ねるだけで見た目もかわいらしく、小さなお子さまと一緒に楽しみながら作れるのも魅力です。小さな器に個別に盛り付けても、大きな器にまとめて取り分けてもOK。スポンジケーキにリキュールを加えれば、大人向けのデザートにもアレンジできます。

パフェと似ている印象もありますが、パフェはフランス語のparfait(完璧)から来ており、語源や文化背景は異なります。国ごとの感性の違いも楽しめるのが、こうしたスイーツの面白さですね。

Trifleの意味と名前の由来

Trifleには「些細なこと」「取るに足らないもの」といった意味があります。ですが、イギリスの「トライフル」はその名とは裏腹に、誰からも喜ばれる華やかなデザート。手軽に作れて見た目にも美しく、まさにイギリスらしいユーモアと合理性が詰まったスイーツです。

イギリスでトライフルが愛される理由

トライフルは誕生日やクリスマスなどの行事だけでなく、日常的にも親しまれています。理由は、「失敗しにくく、手軽に豪華さを演出できること」。果物やクリーム、スポンジの組み合わせは自由自在で、おもてなしにもぴったりな一品です。

TrifleとParfaitの違いとは?

Parfait(パフェ)はフランス語で「完璧」という意味。Trifle(トライフル)は「つまらないもの」。
名前の印象はまったく異なりますが、どちらも層を重ねることで美しさを引き出すデザートという点では共通しています。文化の違いが表れるネーミングにも注目です。