One to One English~From the United Kingdom

2021.02.10

英国コラム

さて個人レッスンは英語で何と言うのでしょうか。

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コヴェント・ガーデンでティータイムを楽しんで、ぶらぶらと街歩きをしていると、ある看板を見つけました。 One to One English、個人レッスンだとはわかります。でも日本では個人レッスンのことを、マンツーマンって言いますよね。ならどうして、one to one?

カタカナ英語は英語ではないことを認識しないと、英語でのコミュニケーションは実は失敗してしまいます。マンツーマンのマンは、男性。となると、女性はこのレッスンを受けられないことになってしまいます。
英語の意味には男性女性がはっきりとしているものが多く、どちらかだけの限定の意味で使うと、差別的な表現につながってしまいます。

かつて日本のテレビコマーシャルでも、ビジネスマンを連呼するコマーシャルソングが問題になったことがあります。今ではビジネスパーソンと言うようになっています。サラリーマンは完全なる和製英語。OLも英語の世界では通用しません。

男女が均等に働ける社会は、20世紀には確立できました。21世紀の今、男女の区別だけではなく、トランスジェンダーの問題も鑑み、空港等のアナウンスには、レディス&ジェントルマンも使わなくなりました。よく男性っぽい女性にジェンダーレスなんて、言ったこともありましたが、これは男女ではなく、男性女性の社会の差別をなくそうという考え方のことなので、使い方を間違えていたようです。
時代とともに英語も変わっていきます。フレキシブルに新しい英語に対応できるよう、英語は英語で覚えてください。最後に使っていけない和製英語を少しだけご紹介しましょう。

ノートパソコン laptop
シール sticker
ホチキス stapler

こんなのも通じないのと言うくらい、かなり和製英語ははびこってきています。商標名が使えたり使えなかったり、いろいろありますので、丸ごと覚えてしまうことをおすすめします。
シェーンでは個人レッスンは個人レッスンと表記していますが、one to oneと呼んでいたこともありました。でも日本のマーケットではone to one浸透せず、と言ってもマンツーマンは使いたくないし、短い「個人」と、した経緯があります。日本人にとって、視覚に訴えるのは漢字の認識が一番早いそうです。英会話スクールなのに、漢字で表記と笑わないでください。ロンドンではone to oneと表記しています。
さて、これからコヴェント・ガーデンでお買い物タイムです。ブランドのお店で日本では手に入らないレアものを手に入れましょう。あ、でもレアものも英語では通じるのでしょうか…??? 

英語は英語、日本語は日本語としっかり使い分けられるコミュニケーションを手に入れてください。