子どもたちの英語学習 多読の勧め

2020.01.20

子ども英語

「今週の絵本も面白かった、自分でタブレットで読んだよ。スタンプ押してね」
Manamiちゃんは小学4年生、Shane Say Helloシート(読書カード)に並んだスタンプを満足そうに眺めています。
「日本語の本は学校の図書館にたくさんあるけど、英語の本はタブレットで読むの。音も出るから楽しいよ」
オンライン多読用プログラムReading OceansはManamiちゃんの大のお気に入り。最初はお母さんと一緒に読んでいたけれど、今は一人でどんどん読み進めているようです。

子どもから大人まで、英語学習者にとって「多読」は効果的な学習方法です。シェーンの子ども英語レッスンではフォニックス(音とつづりの関係)やwhole word recognition(単語の形を認識する)など、「読む」ためのアプローチを行っています。
しかし、残念ながら限られたレッスンの中でreadingに使える時間は限られ、まとまったストーリーを読む練習はレッスン内ではなかなかできません。そのため、シェーンではオンライン学習教材Reading Oceansを家庭学習用教材として採用し、子どもたちに多くのストーリーを読む、「多読」を推奨しています。
英語の習得には大量のインプットが欠かせません。レッスンでは単語の意味や文法をきちんと押さえた「精読」、自宅では大意をつかむ「多読」の両輪で子どもたちのreadingの力を養っています。

  • 子どもたちの英語学習 多読の勧め



英語学習を初めて間もない子どもたちには「絵本」が有効です。例えば、金魚が主人公のお話で、絵と一緒に何度も“goldfish”が出てくれば、「あ、この魚のことだな」と素直に理解することができますね。
絵→日本語→英語ではなく、絵からストレートに英語と結びつけることができ、日本語に訳さず「英語を英語で理解する」ための良い練習になります。最初はシンプルなものから徐々に複雑なストーリーに挑戦していきましょう。

単語や文法を学ぶことはもちろん重要ですが、「多読」の大きな目的は子どもたちに「英語を読む」喜びを体験してもらうことです。そのためにはレベルに合った本を選びましょう。最初はちょっとやさしいかなと思うぐらいがお勧めです。やさしい本をたくさん読むことで、知らない単語が出てきても、前後のストーリーから推察する力を養うことができます。細かいところまで全部理解する必要はありません、大切なのは大意をつかむこと。
英語を始めたばかりのお子さんなら、家族の方が一緒に読んであげたり、ちょっとしたヒントを与えてあげても良いでしょう。最後までストーリーを読み終えた成功体験は、子どもたちの自信となり、学習に対する大切なモチベーションになります。

ところで、子どもたちにたくさん英語の本を読んでほしいと思っても、英語の絵本をたくさん用意するのは難しいものです。価格の面も気になりますし、全ての図書館で洋書が充実しているわけではありません。
そんな時は多読用アプリを利用してみてはいかがでしょうか。シェーンが採用しているReading Oceansには子どもたちの年齢や興味に合わせた内容の本が25のレベルに分かれて500冊以上収録されています。また、音声朗読を聞くこともでき、リスニングの教材としても楽しめます。

水の中に入らなければ泳げるようにはならないように、実際に読まなくてはリーディング の力は養えません。Let's enjoy reading!