英語リスニングが難しい理由~聴き取りにくさの原因は?

2020年01月08日
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「文字で見たら簡単な英文だったのに、聴いたときになぜ理解できなかったのだろう?」と思ったことはありませんか。
繰り返し聴いてもわからなかった英文が、スクリプト(原稿・台本)を読んでみたらわかった時など、ちょっとがっかりしてしまいますね。読めばわかるのに、なぜ聴き取れなかったのでしょうか。

原因の一つには、速さに慣れていないことが挙げられます。情報を処理する速度が遅くて、理解がついていかない。
特に「that」「who」「which」などの関係代名詞を使った文を逆戻りして理解する癖がついていると、頭の中で情報を整理しきれずに理解できなくなってしまいます。

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上のケースは比較的長い文の理解に関わることですが、短い文でも聴き取れないことがあります。
「えっ、何て言ったの?」と聞き返したら、よく知っている表現だったということもありますね。
なぜわからなかったのでしょうか。

聴き取りを難しくしているもう一つの原因は、単語を続けて発音するときに起こる英語独特の音の変化です。
書き言葉では一語一語スペースで区切りますが、話す時はいくつかの単語をつなげて発音することがあります。スペリングを見て想像する音が実際の発音と異なる場合があるということです。
そもそも英語の音と日本語の音は異なりますので、日本語の音を当てはめて聴き取ることはできません。
個々の単語の発音を理解していても、意外な音の変化がリスニングを妨げることがあります。

主なものをあげてみましょう。

その1.音が似る

隣り合った音が相互に影響して別の音になったり、前後の音と似た音に変化したりします。
例:did you, would you, let you などでは、下線を引いた2つの音が融合して別の音に変わります。
わかりやすいように敢えてカタカナで書くと、「ディヂュー」、「ウッヂュー」「レッチュー」に似た音です。

その2.音が抜ける

後ろに来る単語の最初の音の影響で、前の単語の最後の音が省略されたり、はっきり発音されなかったりします。
例:sit down では、sitの/t/の音が抜け、good day では、goodの/d/の音が聞こえなくなります。
その結果、「シッダウン」「グッデイ」のように聞こえます。

その3.音がつながる

母音(/a/,/i/,/u/等)で始まる単語が後ろに来るとき、前の単語の最後の音と次の母音が一つながりで発音されます。
例:an egg, can I, believe in, in an hourなどは下線部がつながり、「アネッグ」「キャナイ」「ビリーヴィン」「イナナワー」に近い音になります。

「音が似る、抜ける、つながる」音の変化に加えて、強く発音する時と弱く発音する時で音が異なる単語があることもリスニングを難しくしている一因です。
特に意味を強調しない場合、前置詞や代名詞、接続詞、助動詞などでは「弱形」で発音します。
この「弱形」では特定の音が省かれたり、母音があいまいな音に変わったりします。
例えば、for himはforもhimも「弱形」になる時、/fəim/と発音されます。「フィム」という感じでしょうか。
前置詞のofが「ゥヴ」や、場合によっては「フ」と聞こえたり、接続詞のandが「ゥン」や「ン」だけになったりすると、聴き取りにくいものです。

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今日は、リスニングを難しくしている原因をいくつか挙げてみました。
リスニングの際には、上のような音の変化があることを意識して聴いてみましょう。
「聞き取った英文を書き取る」ディクテーションをしてスクリプトと比べてみると、自分が聞き間違えやすい音を知るヒントになります。

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