I was wondering if you could do me a favour? 丁寧にお願いをしてみよう

2019.11.20

英会話フレーズ



「アイス買ってきて、一生のお願い!」
「ええぇ、一生のお願い、何度目だよ」
ちょっとしたお願いを大げさに表現することはよくありますね。

「一生に一度のお願い」も使いすぎては逆効果。今回は、お願い上手になれる英語表現を考えてみましょう。

  • I was wondering if you could do me a favour? 丁寧にお願いをしてみよう

お願いを成功させるためにはタイミングが大切です。自分のタイミングで頼むのではなく、相手の都合を確かめましょう。どんな頼み事でも少なからず相手に負担をかけるもの、「時間をとらせて申し訳ない」と伝えることで印象も良くなります。

Do you have a minute?(ちょっと時間ある?)
I'm sorry to bother you.(邪魔してごめんね)

具体的な依頼をする前に、ワンクッション置くフレーズを添えることもよくあります。

“favour”(アメリカ英語ではfavor)という単語をご存知ですか?
動詞で使うと「~を好む」、名詞では「好意」「親切な行為」を意味します。“favour”を使って、「お願いがあります」と伝えてみましょう。

I have a favour to ask you.
I'd like to ask you a favour.

大きなお願い事なら“a big (huge) favour”、
ちょっとしたお願い事なら“a small favour”です。

さて、上の二つは「あなたの助けが必要です」と自分の状況を述べています。これでも十分に丁寧な表現ですが、頼みごとを「引き受ける」か「引き受けないか」、決定権を相手に渡すことでより謙虚で礼儀正しい言い方ができます。

May I ask you a favour?
お願いをしてもいいか許可を求める

Will you do me a favour?
相手がお願いを引き受ける意思があるかたずねる

Could you do me a favour?
相手がお願いを引き受けることが可能かをたずねる

“do me a favour”を直訳すると「私に親切なことをする」、目的語を二つとる構文です。ここでは「お願いがあります」を表す定番表現として丸ごと覚えてしまいましょう。

また、助動詞、“will”や“can”は過去形にすると、より丁寧な言い回しになります。現在のことを話しているのに、あえてwouldやcouldなど過去形を使うことで「今の状況」からの距離感(非現実感)が生まれ、婉曲的な柔らかい表現になるからです。

もう一つ、“mind”(動詞)を使ったお願いもよく使われます。ここでの“mind”は直訳すると「気にする」「嫌だと思う」の意味になります。

Would you mind doing me a favour?
(頼みを聞いてくれることは嫌ですか?=頼みをきいてください)

ここでも疑問形にすることで相手の意志を尊重していますね。“would”の代わりに“will”を使うとカジュアルな依頼になります。

余談ですが、Would you mind ~?の答え方は少々紛らわしいので、確認しておきましょう。

OKならば“No”「気にしません=いいですよ」
誤解がないように、次のように付け加えると良いでしょう。

No problem/Sure!(もちろんいいですよ)
Certainly, what can I do for you?(もちろん、何をすればいい?)

反対に、断る場合は、“Yes”「気にします=できません」
これだけではぶっきらぼうに聞こえますので、

I'm sorry, I can't.(ごめん、できないの)

そして、具体的にできない理由を加えるとより丁寧な断り方になりますね。

I'd love to help, but I have an important appointment.
(助けてあげたいけど、明日は大切な会議があるんだ)

今回は丁寧な依頼の表現をいくつかご紹介しました。この他にも、様々な言い方があります。「お願い」に注目して洋画やドラマを観てみるのも良い英語学習になりますね。

さて、タイトルには非常に遠回しで、故にとても丁寧な定番表現を使ってみました。

I was wondering if you could do me a favour?
(あなたに頼みごとをしていいかどうか考えているのですが)

チャンスがあればぜひ覚えて使ってみてください。