Kew Gardens(キューガーデン)完全ガイド|ロンドン観光で外せない世界遺産
2020.02.01
お天気のよい日に、1日かけて自然と歴史に包まれる庭園を散策してみませんか。ロンドン南西部に位置する英国が誇る王立植物園「Kew Gardens(キューガーデン)」は、世界中から集められた植物と歴史的建造物が調和する特別な場所です。
キューガーデンとは?歴史と概要
王立植物園としての役割
正式名称は「Royal Botanic Gardens, Kew」。18世紀に王室の庭園として始まり、現在では世界有数の植物研究機関としての役割を担っています。植物学の発展に寄与するだけでなく、一般公開を通じて人々が自然と触れ合える憩いの場になっています。
世界文化遺産に登録された理由
2003年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。その理由は、膨大な植物コレクションに加え、温室や庭園が持つ歴史的・建築的価値が高く評価されたためです。
見どころスポット
巨大温室「パーム・ハウス」と「テンパレート・ハウス」
キューガーデンのシンボルといえるのが巨大なガラス温室「パーム・ハウス」。熱帯植物が生い茂り、まるでジャングルの中を歩いているかのような体験ができます。また、世界最大のヴィクトリア朝様式の温室「テンパレート・ハウス」では、世界中の温帯植物を見ることができます。
キュー・パレスと英国王室の歴史
園内には小さな赤レンガ造りの宮殿「キュー・パレス」があり、かつて国王ジョージ3世とシャルロット王妃、その子どもたちが過ごしました。宮殿の庭にはラベンダーが咲き誇り、英国王室の暮らしを身近に感じられます。
季節ごとの楽しみ方
春と夏の花々(ラベンダーやバラ)
春から夏にかけては色とりどりの花が見頃を迎えます。特に夏にはラベンダーやバラが園内を彩り、写真映えするスポットがたくさんあります。
秋と冬の風景とイベント
秋には紅葉した木々が庭園を鮮やかに染め、冬にはイルミネーションイベント「Christmas at Kew」が開催されます。四季折々の姿を楽しめるのもキューガーデンの魅力です。
アクセスと観光のポイント
ロンドン中心部からの行き方
地下鉄ディストリクト線「Kew Gardens」駅から徒歩約5分で到着できます。ロンドン中心部からのアクセスも便利で、観光プランに組み込みやすい立地です。
効率的な回り方と所要時間
敷地はとても広大なので、1日かけてじっくり回るのがおすすめです。時間が限られている場合は「パーム・ハウス」「テンパレート・ハウス」「キュー・パレス」に絞って巡ると効率的です。
まとめ
Kew Gardens(キューガーデン)は、自然の美しさと英国の歴史を同時に楽しめる特別な場所です。世界文化遺産にも認定されたこの植物園は、ロンドン観光で外せないスポットのひとつ。訪れる季節ごとに違った魅力があり、ゆっくり散策すれば心も体も癒やされることでしょう。