Footpath ~From the United Kingdom

2019.10.01

英国コラム

英国は歩行者にとって優しい国です。

  • Footpath



「三匹のくま」という童話で、スープがとても熱いので冷めるまでにお散歩に出かけるくだりがあります。スープが冷めるまで歩いて来ようという発想は、とっても英国的です。ロシアの文豪のトルストイのお話として、「三匹のくま」は有名になってしましましたが、元々このお話は英国の民話です。

そう、小径を歩くことが大好きなのが、英国の人々。だからfootpathはとても大切なものなのです。正式にはPublic footpath。歩行者のための径ですので、車はもちろん通行できません。自転車には別に、bridlewayという道が作られていて、こちらは歩行者も通れます。特に名所でもないのに、footpathはそこかしこにあり、私有地ではなく、堂々と歩く権利のある径と言えるでしょう。英語ではwalk以外にもrambleという言葉があり、ぶらぶらと歩くという意味があります。このramblingがとても大切な習慣で、食事の前に歩いてお腹を空かせ、食後の腹ごなしに歩く、と言ったひとつの前菜やデザートのように食事に組み込まれている場合があるのです。だからくまさんたちはお出かけしたのですね。ロシアのお話ではありませんよ。