Daffodilとは?イギリスの春を告げる花・水仙の魅力を解説
2020.02.01
異文化理解
Daffodilとは?その意味と由来
Daffodilは英語で「水仙(スイセン)」を意味します。語源はオランダ語の「de affodil」から来ており、元々はギリシャ神話にも登場する花です。春の訪れとともに咲くその姿から、「希望」「再生」「新しい始まり」といったポジティブな意味を持ちます。
ワーズワースとDaffodilの詩
英国の詩人ウィリアム・ワーズワースは、代表作『The Daffodils』でこの花の美しさを称えています。彼はアルスウォーター湖畔で水仙の群生を見て、この詩を書いたとされています。
A host of golden daffodils,
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.
(湖のほとり、木々の下に、黄金の水仙の群れが、風に揺れ踊っている)
イギリス文化におけるDaffodilの象徴
Daffodilは英国では「春の象徴」であり、ウェールズの国花でもあります。3月1日の聖デイヴィッドの日には、多くの人がこの花を胸に飾り、春の訪れを祝います。日本の桜のように、季節の変わり目を感じさせる存在です。
まとめ
Daffodilは、イギリス人にとって春の訪れと希望の象徴です。ワーズワースの詩に描かれた黄金の花々は、今も人々の心を明るく照らしています。春に英国を訪れたら、風に揺れるDaffodilをぜひ見つけてみてください。

