Taxi Driver~From the United Kingdom

2019.12.01

英国コラム

ロンドンのTaxi Driverのプロフェッショナルぶりのお話。

  • Taxi Driver



黒くて高い、まるで山高帽を被ったような、とかつてロンドン・タクシーはそう言われていました。今、東京でもそのミニタイプがタクシーとして走っていますね。でも元々のロンドン・タクシーはオースチンという車種で、中も対面シートにもなり、広々とした作りです。今の英国では、この黒いタイプよりは、広告でラッピングされた華やかなタクシーが数多く走っていますので、黒いオースチンが来ると、つい乗ってみたくなってしまいます。

でも手を挙げてタクシーが停まっても、まずは場所の交渉から。すぐに乗り込んでは行けません。運転席の小窓から、行く先を告げ、OKならドアを開けて乗り込みます。黒い旧式のロンドン・タクシーは、自動ドアではないので、ご注意を。目的地に着くと、運転席の仕切りの小窓で1割くらいのチップを乗せて支払います。以前は一度降りて運転席の窓から支払うと聞いていましたが、ロンドン在住の友人は、座ったまま支払っていました。

そして、ロンドンのtaxi driverの運転の資格は、世界でも一番難しいと、言われています。地理はもちろん、建物などのあらゆる知識を詰めこんで、即座に目的地に運んでくれるプロフェッショナルなのです。その記憶力も優れ、英国のtaxi driverは、誇り高きお仕事のひとつです。

かつてヒースローに向かうタクシーで、日本の恵比寿に息子がいると教えてくれ、歌まで披露してくれたtaxi driverがいました。降りようとすると、プレゼントだと言って、ご本人の若き頃のレコードまで渡されました。30分ほどの道中でしたが、楽しませていただきました。だから、チップはかなり弾んだと記憶しています。