PetrolとGasolineの違いとは?イギリスとアメリカで異なる英語表現と歴史背景
2020.01.22
異文化理解
Petrolとは?
さて何のことでしょう? 英国のガソリンはペトロ―ルと呼ばれ、ガソリンスタンドはペトロ―ルステーションになります。英国のエネルギー関連企業の最大手、BP(British Petroleum)もこのPetroleum(石油)から来ています。

BPと歴史のつながり
BPは、創業してしばらくして、後に男爵になったチャールズ・グリーナウェイ氏が会長となり、あのかつての宰相ウィンストン・チャーチルとも渡り合います。時は第一次世界大戦開戦。燃料は必需品です。グリーナウェイ会長は、チャーチルに軍との契約を取りつけました。その後、英国を代表する企業として発展します。
ロゴの変遷とエネルギーへの思い
緑と黄色の文字のロゴは、街中を車で走っているとよく見かけましたが、今ではちょっと目立たないロゴに変わってしまっています。石炭から石油へ、エネルギーは培ってきた地球の資源をいただいているのですから、限りのあるものです。大切に使いたいものですね。
アメリカ英語との違い
ちなみにアメリカ英語では「ガソリン」。アメリカ英語とイギリス英語、どちらも知っていれば英語表現の引き出しはたくさんになり、会話の幅が広がりますよ。
英語フレーズで覚える
Petrol station
ペトロールステーション
→ イギリス英語での「ガソリンスタンド」
Gas station
ガスステーション
→ アメリカ英語での「ガソリンスタンド」
同じ意味でも国によって表現が変わることを知っておくと、旅行や会話で役立ちます。
旅行者のための豆知識
海外旅行でレンタカーを利用する際には、給油の表記が国によって異なります。イギリスでは「Petrol」、アメリカでは「Gasoline」と表示されているので、覚えておくと安心です。