英語の読解力を上げる勉強法とは?参考書の選び方とおすすめアプリ

2018年08月30日
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英語には4スキル(聴く/話す/読む/書く)があります。今回は、その中でもリーディングに焦点を当てて、能力向上に適した勉強法をお伝えしたいと思います。

学校でたくさん英語の文章を読んできたにもかかわらず、文章の読解に苦手意識を感じている学習者は少なくありません。その理由を踏まえて、段階的に読解力を身につける方法、さらには参考書の選び方やおすすめアプリまで幅広く説明します。

「社会人が英語の読解力を高める方法」

  • 社会人が英語の読解力を高める方法 社会人が英語の読解力を高める方法

英語の読解力を上げる即効薬はありません。英単語や文法といった知識をおさらいし、リーディングの経験を地道に重ねるのが唯一の道と言えるでしょう。またリーディングに自信がなければ、リーディング用の参考書で読み方を学ぶのも有効です。

●英単語力を身につける


まずは最低限の英単語力を身につけましょう。英語の読解力に自信のない人の多くは、十分な英単語力を持っていないものです。意味の分からない単語であっても、前後の文脈から類推して読み進めることはできます。しかしある一定量の単語・語彙の知識がないと、分からない単語が多すぎて類推すらできないでしょう。

それではどれくらいの知識量があればよいのでしょうか。初心者であれば、まずは3000語程度の習得を目指すとよいでしょう。これは英検2級、あるいはTOEIC600点レベルであり、市販の単語帳にもこのレベルを目標にしているものがたくさんあるので、このような単語帳を使って英単語の知識量を増やしましょう。

英単語を覚えるときに注意したいのは、「単語を見た瞬間、意味をイメージできる状態にする」ということです。「この単語はどんな意味だったかな?」→「思い出した!○○という意味だ」とタイムラグがあるようでは、実用的とは言えません。このような人は英文を読み進めるスピードが遅く、ストレスを感じるはずです。

単語帳を終わらせること自体を目的にするのではなく、見た瞬間に理解できるほど徹底して繰り返し学ぶことが肝心です。

●文法の基礎を復習する


次に中学校や高校で学んだ文法の基礎を復習しましょう。英語の文章は英文法の積み重ねで成り立っていますから、文法知識をおさらいすることはとても効果があります。
最近では日本語訳を記載している英字新聞や本もありますので、無理のない難易度の文章をチョイスするのもそれほど難しくはありません。特に知識や関心のある分野の記事や物語だと、内容自体にも興味を持って読み進めることができます。

なかには読んでいて分からない単語や表現、構文などがあるかもしれません。そうした部分は前後の文脈から意味を類推するとともに、後々調べて知識として身につけるようにしてください。やはり英単語や英語表現の知識量があると読解もスムーズになりますから、こうした勉強は地道に続けることをおすすめします。

「英語の読解に役立つ参考書の選び方」

  • 英語の読解に役立つ参考書の選び方 英語の読解に役立つ参考書の選び方

読解力を上げるのに参考書が有効であるとお伝えしましたが、それではどういった参考書を選べばよいのでしょうか。学習段階や目的に合わせて、参考書選びのポイントを考えてみましょう。

●基礎固めには、基礎文法や構文が身につく参考書


読解力の基礎固めには、基礎文法や構文を身につけられる参考書が適しています。こうした参考書に記載されている英文は、当然ながら基礎文法や定型的な構文に即しています。短いながらも英文を読むよいトレーニングになります。

なかでも、SVOCや主節・従属節※などの記載されている参考書がおすすめです。文章の構造をつかめるので、特に読解の基礎力向上に役立ちます。

※主節:文のメイン(中心)になるS+V~のまとまり
※従属節:付随する情報を表したり、文の一部になったりするS+V~のまとまり


●英語力の底上げには、解説や付録が豊富な参考書を選ぶ


文章読解力を伸ばすための参考書はたくさんあります。書店で立ち読みし、構文や英語表現の解説が詳しく記載されているものを選びましょう。

解説が詳細だと、理解が深まり身につきやすくなります。さらに頻出単語のリストや音声CDなど付録が豊富だと読解以外にも幅広く活用できるので、コストパフォーマンスも高まります。単語力やリスニング、音読の強化など、一つの参考書で何種類もの使い方を可能とするのがよい参考書といえます。

●情報収集を兼ねたいなら、関心が深いテーマの参考書を選ぶ


情報収集や教養を身につけることを兼ねて文章を読むなら、関心の深いテーマの参考書を選ぶとよいでしょう。関心のあるテーマだと、内容への興味もあって勉強は続きやすくなります。

例えば時事に関する記事を集めた参考書や、海外の名作小説を簡単な単語・表現でリライトしたものなどが販売されています。こうしたものを読むと読解力はもちろんのこと一般知識や教養も身につけられます。また名作小説を読むと、小説における英語の美しいフレーズを知ることができます。自分で話したり書いたりするのにはあまり応用が利かないかもしれませんが、形容詞や副詞をどのように用いて描写を行っているのか知っているのはとても大事です。

「隙間時間を活かして英語の読解力を磨けるおすすめアプリ」

  • 隙間時間を活かして英語の読解力を磨けるおすすめアプリ 隙間時間を活かして英語の読解力を磨けるおすすめアプリ

参考書や書籍だけでなく、アプリをふんだんに活用して英語の読解力を磨きましょう。アプリであればかさばりませんから、通勤・通学や食後などのちょっとした隙間時間を活かして英語学習に取り組めます。どういったアプリがあるのかお伝えしましょう。

●英語のニュースアプリ


英語学習用のアプリは数え切れないほどありますが、読解力を磨くことを考えるとニュースアプリがよいでしょう。

英語ニュースの多くはアプリで読めるようになっています。欧米主要メディアのアプリはもちろんのこと、ニュースのキュレーションアプリでも英語版のニュースをたくさん読むことができます。

こうしたアプリの特徴は、カテゴリー分類が細かくなされている点です。ビジネスや政治・経済といった固い分野はもちろん、エンターテインメントやスポーツなど幅広い分野が網羅されているので、自分の興味のある分野だけをピックアップして読むだけでも読解力の勉強になるでしょう。

またこうしたニュースアプリでは、人気記事のタイトルがトップページにまとまっているものが多く見られます。タイトルを見るだけでも、その日のニュースやトレンドを把握することができます。英語の読解力向上のみならず、情報収集に役立つのが英語ニュースアプリのよいところです。

読解力が向上すれば、ニュースの速読ができるようになります。さらに英語ニュースの速読ができれば、仕事やスキルアップなどの面でも他の人から一歩抜きんでることが可能となるでしょう。

●英語辞書アプリ


英語学習で辞書は欠かせません。ところが紙の辞書はかさばる上に重たく、外出先に持ち歩くのには適していません。また、電子辞書はコンパクトですが、値段がネックとなります。

そこでおすすめは、英語辞書アプリをスマートフォンに入れておくことです。英語の辞書を持ち歩かなくても、単語や例文の意味をスマートフォン経由で調べることが可能になります。英語ニュースを読んでいるときに分からない単語が出てきたときも、素早く気軽に確認できるのです。

一般的な辞書に比べてきわめて安価であり、無料のアプリも数多くあります。安価なので機能が不足しているかと思いきや、電子辞書と同様に発音が確認できたり、スラングまで収録されていたりと英語学習に必要な機能は概ね揃っている印象です。

●英文読解アプリ


リーディング学習用のアプリもあります。ニュースアプリのように、ただ文章が並んでいるだけではありません。英語の文章の後で和訳文を確認できたり、別のアプリを使うことなく同アプリ内で英単語や専門用語を調べられたりと、英語学習者に寄り添った機能が付いています。

最近ではリスニング機能の備わった英文読解アプリもあるので、リーディング→意味・単語・表現の確認→再度リーディング→リスニングなど、一つの文章をさまざまな角度から学ぶことができるようになりました。いくつものアプリや文章を斜め読みするより、まずは一つの文章とじっくり立ち向かうような使い方がおすすめです。

「基礎知識の定着と多読で確かな読解力を身につけよう」

英語の読解力向上には、基礎知識の定着と実践を繰り返すしかありません。今回お伝えしたプロセスを踏んで学習を進めれば、努力の分だけ確実に力を伸ばせることでしょう。

忙しい社会人の場合は、隙間時間や休日をどれだけ英語学習に費やせるかで読解力向上のスピードが大きく変わります。数年後の自分へ向けた自己投資と思って、今日から学習を開始してはいかがでしょうか。