Passage Grave~From the United Kingdom

2027.10.30

異文化理解

難しい英語です。パッセージグレイブは日本語にしても難しく、羨道墳と呼ばれるものなのです。それは大昔のお墓で、羨道と呼ばれる天井のない狭い通路がある墓所のことでした。

元々このパッセージグレイブはフランスにあったもの。その後イギリスやアイルランドに伝わり、その歴史はストーンヘンジの1000年も昔には存在していたそうです。それも冬至の日没に、その通路に太陽の光が差し込むように造られているというので驚きます。そんな計算、古代の人たちができた理由、まさに宇宙人の仕業としか思えません。

ストーンヘンジが建てられたのが紀元前2500年から紀元前2000年頃と言われ、それより1000年も早い時代って、世界はどんな動きをしていたのでしょうか。紀元前3500年に世界最古のメソポタミア文明が発祥しています。そんな古代に冬至の日没を知っていて、墓所の通路に太陽が差し込むようにするその技があったとは。その時代の人々の知恵は想像がつきません。

  • Passage Grave~From the United Kingdom

イングランドのウエストケネットにあるパッセージグレイブは、紀元前3600年頃のもので、埋葬されていたのは有力者ではなくたくさんの人たちの墓所だったそうです。そこには赤ちゃんから年老いた人までさまざまな年齢の人たちが埋葬され、その後ビーカー人と呼ばれる人たちにもその墓所は使用されていました。それも1000年もの長い期間です。

パッセージグレイブは高い丘や山の上に建てられ、残された人たちが亡くなった人たちを遠くから崇めていました。いつの世も残された人々は、逝ってしまった人々に思いを馳せる場所、よすがが欲しかったようです。

※写真のパッセージグレイブは4000年もの昔に造られたスコットランドのものです