Summer Pudding~鮮やかなイギリスの夏のプディング
2026.07.06
イギリス食生活
イギリスのプディングにサマープディングがあるのは知りませんでした。サマープディングは19世紀後半から20世紀初頭に人気があったと言われていますから、意外と古いものでした。イギリスの夏のプディング、いったいどんなものなのでしょうか。
もったいない精神???
サマープディングはフルーツと白いパンのプディング。それも少し固くなったパンを使う、イギリスの人たちの食に対する「もったいない精神」も反映しています。フルーツと果汁で少し固くなった白いパンにしみ込ませて美味しく仕上げた一品。使うフルーツは夏のもので、ストロベリー、ラズベリー、ブラックカラント、レッドカラントなどがよく使わるそうです。カラントは日本ではスグリやカシスなどと呼ばれているフルーツです。
白いパンで成型
最初に飾りつけのフルーツを別に取っておきます。鍋でフルーツを砂糖と水、レモン汁などで煮て、鮮やかな赤いシロップを作ります。砂糖の量はお好みで調整しましょう。フルーツは煮崩れない程度で果肉とシロップを分けておきます。耳を切った食パンをボウルのトップとフタにするためにカットします。後の食パンも耳を取りその半分の三角にします。型を取るボウルにラップをし、そこにトップのパンを敷き、パンをボウルのカタチに沿って詰めて丸い型にしていきます。ひと晩寝かせてでき上がり
仕上げは丸くできた型に果肉を詰めて、その上に同じ大きさの皿と缶詰などの重しをして冷まします。それを冷蔵庫でひと晩冷やし、カタチが馴染むのを待ちましょう。ボウルの大きさに合ったパン、果肉の分量を考えるのに工夫が要りそうです。翌日に皿と重しと外してボウルを逆さにしてお皿に盛ります。丸くなったプディングに昨日のシロップを丁寧に塗り、クリームと飾りのフルーツを乗せてでき上がり。後は切り分けていただきます。追いクリーム用に別に用意しておけば完璧です。スコーンにつける濃厚なクローテッドクリームも相性が好いそうです。いろいろなレシピを見ましたが、丸いカタチにこだわる人はパンを丸く整形し、四角いパンをボウルに敷き詰めて型を取っている人もいました。ボウルに合わせて敷き詰めればいいのでやりやすい成型でよさそうです。食パンを使うのでお子さまといっしょに作れ、またフルーツも冷凍のベリーでもいいようです。鮮やかな赤のプディングは見映えがして、ちょっとしたおもてなしのデザート。イギリスの人たちのデザートはこだわりなく簡単に作れるところが最高です。ぜひトライしてみてください。

