【2026年版】英検®スケジュールガイド|試験日・申込期間・準備チェックリスト付き
2025.11.01
英検®とは?試験の基本をおさらい
英検®は日本でもっとも受験者が多い実用英語検定で、英語の「読む・聞く・書く・話す」をバランスよく測ることができます。全国の会場で決まった日程に受験する従来型にくわえ、個人で申込できる方式も用意されています。最初に、試験の内容と級の違いを理解しておきましょう。
英検®は8つの級に分かれている
英検®は5級から1級までの8段階に分かれています。5級・4級では主に基礎的な単語や会話表現が問われ、3級からは面接(スピーキング)が加わります。準2級は高校中級レベル、準2級プラスはその上位で高校中上級程度の応用的な英語力を測定する新設級です。2級は高校卒業レベル、準1級・1級では時事英語の読解や作文など、高度な表現力と成績評価が求められます。
| 級 | 目安レベル | 内容 |
|---|---|---|
| 5級 | 中学初級 | 英語学習の入り口。基本単語や表現を理解。 |
| 4級 | 中学中級 | 簡単な英文の理解とリスニング。 |
| 3級 | 中学卒業程度 | 面接(スピーキング)を含む基礎英語運用力。 |
| 準2級 | 高校中級 | 日常英会話や文章理解など実用的英語力。 |
| 準2級プラス | 高校中上級 | 準2級と2級の中間に位置する新級。2025年度新設。 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 読解・作文中心。実用レベルの英語力。 |
| 準1級 | 大学中級 | 高度な語彙・構文を理解し論理的に表現。 |
| 1級 | 大学上級 | 国際的に通用する高い表現力と時事英語対応。 |
受験目的で選ぶと続けやすい
小学生は英語に親しむ目的で、中高生は学校成績や入試の加点対策として、社会人は資格取得やスキルアップ目的で受けることが多いです。受験の方法や会場形式を知っておくと、どの級から挑戦すべきかが明確になります。
英検®の実施スケジュール(2026年度)
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2026年度の詳細日程はまだ公表されていませんが、例年どおり第1回(5~6月頃)、第2回(10~11月頃)、第3回(翌年1~3月頃)に実施される予定です。各回は日曜日または土曜日に設定され、会場や申込方法(個人・団体申し込み)によって締切日が異なります。学校受験の場合は公式サイトより早く締め切られることがあるので注意しましょう。
英検S-CBT(パソコン受験方式)とは?
英検S-CBTは、パソコンを使って英検®を受験できる方式です。紙の試験(従来型)と違い、月ごとに全国のテストセンターで実施されるので、受けたい月・日程をある程度選べます。個人申込のみ対象で、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を1日で受けられるのが特長です。
問題の内容は従来型と同じレベルですが、スピーキングは録音形式で行います。合否や成績情報も比較的早く出るため「早く結果を知りたい」「次の級にすぐ進みたい」という人にも向いています。
従来型とS-CBT、どちらを受けたらいい?
従来型は、全国一斉に同じ日に受けるタイプで、学校や塾を通した団体申し込みがしやすいのがメリットです。友だちと同じ会場で受けたい人、年度計画にそって受けたい人は従来型が安心です。一方で、英検S-CBTは「その月に受けたい」「部活や仕事で日曜がつぶれる」といったケースでも受けやすく、試験日を自分で選びたい人に向いています。
英検S-CBTが向いている人とは?
英検S-CBTは次のような人におすすめです:
- 日程の都合で従来型試験を受けられない人
- 自分のペースで受験日を決めたい人(平日受験も可)
- スピーキングを録音形式で受けたい人
- 成績や合否をなるべく早く知りたい人
一方で、クラスや学校でまとめて受ける場合は、これまで通りの従来型を選ぶのがおすすめです。どちらの方式を選んでも、同じ級として認定されます。
受験の流れと当日の持ち物
英検®の申込方法は、学校や塾などの団体申し込みと、公式サイトからの個人申込の2種類があります。どちらの場合も、受験票が発行されたら会場・日程・受験級を必ず確認しておきましょう。
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申込~合否発表までの流れ
1. 公式サイトまたは学校・塾で申込(3~5月/7~9月/11~12月ごろ)
2. 受験票が届く(試験の1~2週間前)
・個人受験:英検®公式サイト(マイページ)からダウンロード
・団体申し込み:学校・塾を通じて配布
3. 一次試験(筆記・リスニング)を受ける
4. 合格者のみ二次試験(面接)を受ける(約3~4週間後)
5. 合否結果と成績情報は公式サイトで確認(一次:試験後約2週間/二次:約10日前後)
受験票を忘れた場合は、受付で受験番号・氏名・生年月日を伝えれば受験できるケースがあります。会場によって対応が違うので、心配なときは事前に英検サービスセンターまたは申込先に問合せましょう。
当日の持ち物チェック
- 受験票(印刷または学校配布のもの)
- 鉛筆(HBまたはB)・消しゴム
- 腕時計(アラーム機能はオフ)
- 身分証(必要な場合)
スケジュール管理と準備のコツ
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試験日から逆算して計画を立てる
英検®の学習は「いつ受けるか」を決めると一気に進みます。試験日から逆算して、2か月前は単語・文法、1か月前はリスニングと長文、2週間前は過去問と見直し、といったように月ごとのタスクに分けると無理なく続けられます。
単語帳や参考書を選ぶポイント
教材は「受ける級に対応しているか」「リスニング音声があるか」「ページ数が多すぎないか」を確認しましょう。最新年度対応の問題集や過去問は、出題形式を知るうえでとても有効です。実際に本屋で手に取り、中身を確認してわかりやすいか、色味などの読みやすさを確認して自分に合った教材を探してみましょう。
2026年の英検®に向けて!やることチェックリスト
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【STEP1】受験スケジュールを確認する
- 受けたい回を決める(第1回:5~6月頃 / 第2回:10~11月頃 / 第3回:1~2月頃)
- 会場・日程・級を確認して申込方法を選ぶ
- 学校か個人か、どちらで申し込むか決める
【STEP2】受ける級を決める
- 自分のレベルを過去問や公式サイトで確認する
- 受験の目的に合わせて級を選ぶ(入試・就職・スキルアップなど)
【STEP3】教材と勉強計画を立てる
- 単語帳・問題集など必要な教材をそろえる
- リスニング・面接対策も含めて学習計画を立てる
- 1日10分でも続けられる時間を決める
まとめ:スケジュールを把握して余裕を持って受験を
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英検®は年3回の従来型にくわえ、S-CBTで月ごとの受験ができるようになっています。自分の生活リズムや学校の予定に合わせて方式を選び、試験日から逆算して準備すれば無理なく合格を目指せます。面接(スピーキング)が不安な方は、シェーン英会話の無料体験レッスンで本番に近い練習をしておくと安心です。