住所を英語で書くには?|海外発送や履歴書で役立つ基本ルール
2025.08.28
英語で住所を書く必要性と基本ルール
なぜ住所を英語で書く必要があるのか?
海外に手紙や荷物を送るときや、留学・就職活動の履歴書、オンラインの注文フォームなど、住所を英語で書く場面は意外と多くあります。特に国際郵便では、宛先を英語で正しく書かないと配達が遅れたり、最悪の場合は返送されてしまうこともあります。英語で住所を書く力は「国際的なやり取りの基本」と言えるのです。
「普段使わないから不安」という方も多いですが、基本のルールを知っておけば難しくありません。一度正しい書き方を身につけてしまえば、どんなシーンでも安心して住所を英語で書けるようになります。
日本語の住所との違い(順番・表記ルール)
日本語の住所は「郵便番号 → 都道府県 → 市区町村 → 番地 → 名前」という流れで書きますが、英語の場合は逆になります。つまり「名前 → 番地 → 市区町村 → 都道府県 → 郵便番号 → 国名」の順です。例えば「東京都新宿区西新宿2-8-1」を書く場合、日本語では「東京都新宿区西新宿2-8-1」ですが、英語では2-8-1 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, 163-8001, JAPANとなります。
また、都道府県名や市区町村名はローマ字表記にするのが基本です。細かいルールを知っておけば「どう書けばいいかわからない」という不安は解消されます。
日本の住所を英語に書き換える基本フォーマット
住所の書き方の順番(番地・市区町村・都道府県・郵便番号)
英語で住所を書くときの基本フォーマットは以下の通りです。
- 宛名(Name)
- 番地・建物名・部屋番号(Street address / Building)
- 市区町村(City / Ward)
- 都道府県(Prefecture)
- 郵便番号(Postal code)
- 国名(Country)
この順番を覚えておけば、海外向けの郵便でも迷わずに書くことができます。特に「番地を先に書く」という点が日本と逆なので注意が必要です。
日本の住所を英語にする例文
例)〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-1-1 ○○ビル101号室 → Mr. Taro Yamada 101 ○○ Building, 1-1-1 Jingumae, Shibuya-ku Tokyo 150-0001 JAPAN
このように、建物名や部屋番号は番地の後に置き、郵便番号の前に都道府県を入れるのがポイントです。
英語での住所表記の具体例
海外に手紙や荷物を送る場合の住所例
国際郵便では、住所の最後に必ずJAPANと国名を大文字で書きます。これがないと仕分けで迷子になることがあります。また、郵便局の多くは「住所は英語で書いてください」と案内しているため、正しいフォーマットで書くことが信頼につながります。
オンラインフォームや履歴書に書く場合の住所例
海外企業への応募やオンラインショップの注文フォームでも英語住所が必要です。たとえば履歴書では〇〇-cho, Minato-ku, Tokyoといった形で略式を使うこともあります。ビジネスの場では、丁寧で読みやすい住所表記が信用度を高める効果もあります。
英語で住所を書くときの注意点とコツ
略語の使い方(St. / Ave. / Bldg. など)
英語の住所では略語がよく使われます。たとえばStreet → St.、Avenue → Ave.、Building → Bldg.などです。略語を使うと住所がコンパクトになり、海外の人にも読みやすくなります。ただし、略語を多用しすぎると逆にわかりにくくなるため、基本的な略語だけ覚えておくと安心です。
よくある間違いと正しい書き方
よくあるミスは「番地と丁目を逆に書く」「郵便番号を忘れる」「国名を小文字で書く」といったものです。これらは郵便物が届かない原因になることもあります。チェックリストを作って確認すれば、初めてでも正しく書けるようになります。
英語の住所表記をスムーズにするために
書き終えた後のチェックリスト
- 順番は正しいか?(番地 → 市区町村 → 都道府県 → 郵便番号 → JAPAN)
- 郵便番号は抜けていないか?
- 国名は大文字で書かれているか?
- スペルミスはないか?
この4点を確認するだけで、トラブルを大幅に防げます。
便利な英語フレーズ・表現集
- "c/o"(care of:~様方)
- "Room"(部屋番号)
- "Apartment"(マンションの部屋番号)
こうしたフレーズを覚えておくと、さまざまな書類でスムーズに住所を英語で記入できます。
まとめ:英語の住所の書き方を身につけて安心
英語で住所を書くのは「慣れ」が大切です。最初は順番や表記の違いに戸惑うかもしれませんが、一度身につければ国際郵便や海外とのやり取りに自信を持てます。英語は住所だけでなく、日常的なやり取りやビジネスでも欠かせない力です。