Merry Monarch~From the United Kingdom
2026.09.04
メリーモナーク、さてどんな意味でしょう。メリーはクリスマスとつなげてよく使われます。「楽しい」という意味がメリーにはあり、モナークは君主。楽しい君主って、誰だったんでしょう???
イングランドではメリーモナークは「陽気な王さま」と呼ばれたチャールズ2世のこと。チャールズ2世ははるか昔の王さまです。歴史の時間に勉強したイギリスの共和制。それは政治家であり軍人のオリバー・クロムウェルが統治した11年ほどの時代でした。クロムウェルの名は知ってはいました。当時の王さまのチャールズ1世を亡き者にして、代わって国を統治してしまった人です。
今のイギリスは君主制です。でもクロムウェルが統治したわずかな期間でしたがイングランドは共和制となっていました。国王も女王もいない時代です。ピューリタン革命が引き金となって、絶対主義の君主が玉座から引き降ろされます。1649年にイングランド共和国が成立し、クロムウェルが政治の実権を握ることになりました。でもこの共和制の時代、王さまがいなくなってもクロムウェルの独裁は暴走を始めます。結局君主制も共和制も同じこと。抑圧的な生活と独裁に人々は辟易し、クロムウェルが病没すると君主制復活の気運が高まります。
結局イングランドにまた王さまが戻ってきます。父の死去で亡命をしていた息子のチャールズ2世です。けれどチャールズ2世は奔放で女性が大好きな王さまでした。愛するお妾さんたちを持ち、その数は14人とも言われています。驚きの数です! 6人の妻を持った希代の王ヘンリー8世をしのぎます。でも人間味あふれるチャールズ2世は、「陽気な王さま」としてその名を残します。
チャールズ2世が亡くなる時には愛しいお妾さんたちを心配していたそうです。このお妾さんたちの合計12人もの子どもたちを認知し、最後までその行く末を心配するとは。女性に対して優しい性格だったのでしょう。チャールズ2世が叙爵-爵位を授けた貴族たちは64人もいたそうす。ちょっと大変な数ですが、愛妾たちの息子たちは今も貴族として「陽気な王さま」の血脈を受け継ぎいでいます。

