Bridge of Sighs~From the United Kingdom

2026.04.28

英国コラム

ブリッジオブサイ、サイはため息を意味しますから、ため息橋と呼ばれています。イタリアのヴェネチアのリアルト橋のため息橋が有名ですが、イギリスのオックスフォードにもため息橋はあったのです。

オックスフォードのため息橋のほんとうの名はハートフォード橋。でもヴェネチアのため息橋はちょっと悲しいお話が隠されていました。実はこの橋、監獄に入れられる囚人たちが渡っていた橋。ため息橋からの眺めが最後に見る自由な世界だったからその名になりました。ヴェネチアのため息橋は川を渡って造られていますが、オックスフォードのため息橋は小径に掛けられています。ヴェネチアのため息橋に似ているので、そう呼ばれるようになりました。

オックスフォードのため息橋は、ニューコレッジレーンの上にハートフォードコレッジを結ぶ橋として1914年に完成したもので、意外と最近のものだったようです。ハートフォードコレッジは1490年にその基となるコレッジとして設立され、1874年に今の名になりました。オックスフォード大学はこうしたたくさんのコレッジで構成されています。そのコレッジは43あり、学生の数は25000名以上。世界中の精鋭たちが集まってくる大学、それがオックスフォード大学です。
 

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ため息橋はハートフォードコレッジの古い中庭と新しい中庭をつなぐためのものでしたが、近くにあるニューコレッジはその建設に反対していたようです。ニューコレッジの名のついた通りの上だったからなのでしょうか。オックスフォードのコレッジは中心部のラッドクリフカメラの辺りに集中しています。学生たちの円滑な移動のためのハートフォードコレッジの橋が造られたようです。入り組んだ場所に建つオックスフォードの各コレッジ。確かにどこがどこのコレッジか迷っていまいそうです。

ハートフォードコレッジのため息橋はオックスフォードでも人気の撮影スポットです。残念ながら橋を渡れるのはハートフォードコレッジの関係者だけ。でもため息橋は時間によってさまざまな写真が撮影できます。シェルドニアンシアターが橋の間から見える角度がベストだそうで、暗くなってから灯りがつく時間の撮影がおススメとのこと。夏至の頃は夜10時を過ぎないと暗くならないので、日帰り旅の場合は帰りのルートをご確認ください。

※単科大学はカレッジと呼ばれていますが、ここではイギリス流にコレッジと記載しています。


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