Glasgow Airport~From the United Kingdom
2025.07.03
待たされました、この空港で。最初からわかっていた乗り継ぎ時間も確かにありました。グラスゴー空港の端から端まで歩いてショッピングし、ビールを飲みます。
グラスゴー空港はスコットランドの第二の都市にあり、市の中心地までは列車で30分ほど。国際空港なので海外の便も発着します。開業は意外と遅く1966年。スコットランドの離島と結び、アイルランドの首都ダブリン、オランダの首都アムステルダム、ドイツのフランクフルト、ミュンヘン、ハンガリーのブダペスト、カナダのトロントへの定期フライトに加え、シーズンによってはアメリカのニューヨークまでグラスゴー空港から飛ぶようです。
ビールを飲み終えてもまだ時間はあります。その日はスコットランドの離島を朝早く立って、ロンドンに戻るところでした。5時にいつも行くパブを予約していたので、もうビールの気分ではありません。またショップをブラブラして時間を潰します。壁にたくさんのポスターが貼ってありました。色別に美しいデザインが壁を華やかなにしてくれています。その1枚のライトブルーのポスター、そこには老夫妻の飛び切りにチャーミングな笑顔。その手にはアイククリームで、何とも素敵なショットでした。
さてそろそろ時間になるのでゲートに向かいます。12時35分発のヒースロー行きのゲートはものすごい行列になっていました。スマートフォンの画像をかざしてのチェックインは意外と時間がかかってしまいます。やっと外に出て飛行機に近づきタラップを昇ったのが12時ちょっと前。飛んでしまえば14時にはヒースローにランディングです。けれどこの日ずっと飛行機の窓を見続ける時間を過ごすことになってしまったのです。
理由は飛行機の機材の不具合。機長は整備士の責任者と話して、解決策を探っているようです。でもなぜ?? 機内に案内する前にはわからなかったのでしょう??? 国内線の狭いシートで大勢の乗客が待たされます。最近の週末のパブは混みあうので念のため予約を入れていますが、ヒースローからパブまで1時間はかかるとしても、パブの予約時間は十分間に合うと算段していました。
飛ばない飛行機の中ではキャビンアテンダントたちが水を配り、スナックの小袋を置いていきます。予想外の待ち時間は続き、ヒースロー空港の荷物受け取りのターンテーブルにたどり着いたのは16時15分を過ぎていました。何てことでしょう。4時間近くも機内にいたことになります。その半分以上はグラスゴー空港の地上でした。空港からの電車の中でパブの予約時間となります。ルールでは15分過ぎたらキャンセル。もう諦めました。
多分もうグラスゴー空港には行かないでしょう。けれど充分の時間をここで過ごしました。