英語を勉強するメリットとは？モチベーションアップの方法や注意点
2023.03.03
英語の学習の基礎は、中学生が学校で学ぶ英語学習にかかってきます。大人になって英語力をつけたいと思っても、中学3年間の英語の基本がないと、ヌカにクギ、のれんに腕押し(今の中学生の辞書にはなさそうな例えですが、それには手応えや効き目が出てこないという意味があります)で、英語の基本は身につけられません。中学の英語の授業には、英語習得のための基本と上達のポイントが詰まっていたのです。
大人の方でも中学の3年間で、どんな勉強をしたのかを思い出しながら、英語学習法をここで探ってみてください。ではまずは英語の必要性、英語を勉強するメリットをご紹介していきましょう。
英語を勉強するメリット
英語を勉強するメリット。それは英語が日本人にとって、国際社会で必要不可欠なものと考えているからです。国際的に仕事をしなくても、海外旅行で必要な言葉であり、英語圏の文化や生活に接する時に、英語が必要な外国語になるからです。そして中学生の時点では、自分の将来はまだ白紙です。さて、どんな人生にしたいですか? 英語がどんな未来をもたらすのでしょうか。
進学時に有利になりやすい
高校受験や大学受験で、英語が入試科目に含まれていることが多いのはなぜでしょう。英語が受験科目にない入試を探す方が難しいかもしれません。理系や文系を問わず、入試の際に英語の勉強が必要になることが一般的です。日本人にとって英語という言語が、外国人とのスムーズなコミュニケーションをはかるために必要不可欠だからなのでしょう。だから全ての学問に、英語の課題をつけているように思えます。
進路の幅が広がる
高い英語の能力があれば、高校や大学進学の選択肢も広がります。語学留学をすれば、英語スキルはさらに磨かれます。将来の就職にも、海外の企業への仕事に就ける可能性を持つことができます。英語のスキルを身につけると、進路の幅が広がっていきそうです。
世界中の人とコミュニケーションがとれる
英会話を苦手意識なくはかっていければ、海外の情報収集も可能です。海外のニュースサイトで知らなかった情報も得ることができます。日本のニュースだけでは情報が偏りがちになります。日本のニュースだけではダメな理由、それは日本ではこの国と日本人に関わる報道がとても多いからです。世界の情勢を知識として得て、視野を広げていってください。また海外のソーシャルメディアで、リアルタイムに旬な情報もキャッチできる機会も持て、自分の世界の広がりを感じることができます。
英語の勉強へのモチベーションを向上させる方法
挫折しない英語勉強法を見つけると、英語のスキルを着実に身につけることが可能です。英語を身につけることのデメリットは多分見あたらないでしょう。メリットの多い英語の勉強を続けやすくするため、その学習のモチベーションを高める方法について、次にご紹介していきます。
目標を明確にする
具体的な目標があることで、英語を勉強するモチベーションを向上させていくことができます。そのためには最終的な目標から逆算して、小さな目標を一歩ずつ複数設定するとよさそうです。小さな目標をクリアすることで、その達成感を得られ、勉強のやる気も出やすくなることが期待できます。
自分に合った方法で勉強する
英語の勉強方法はいくつもあるようです。自分が好きなことや得意なことや趣味、好きなスポーツなどを、英語の勉強に取り入れるとその英語学習は効果的になっていきます。興味のあることや、好きな英語圏のアニメーション、海外ドラマや映画でリスニングの勉強をするのも楽しみながらできる学習法の1つです。
英語の試験に挑戦する
英語の試験は結果がはっきりと出るため、勉強した成果がわかりやすいので、モチベーションが持てます。試験を複数回受けることで、自分の英語勉強の進捗状況が明確になるというメリットもありそうです。目標達成のために、必要な勉強内容を自分で獲得していくことも、実感が持て英語学習を継続する力を高めます。
英語を勉強するときの注意点
英語の勉強はクラスメートや友だちと同じようでもいけません。自分に合った勉強法を見つけることをおすすめします。
自分の英語レベルに合った内容を勉強する
英語の勉強をより効果的に進めるために、自分の英語レベルに合った内容の勉強をしていきましょう。自分にとって内容が簡単すぎても難し過ぎても勉強の効率が落ちるおそれがあります。英語が苦手に、嫌いにならないように、自分の学習方法を見つけていくことが重要です。
無理のない勉強計画を立てる
無理な勉強計画は遂行し続けるのが難しくなります。英語学習を止めてしまったら、元も子もなくなります。モチベーションが低下しないように、少しずつでも継続して英語の勉強をすることが大切なことです。英語が楽しいと思えること、好きになれることを見つけて学習の武器にできれば最高です。
英語の先に何を見つけるか
英語は学習することが目的ではありません。テストや参考書の問題を解くことでもなく、英検合格のためでもありません。英語を学ぶことによって、その人がどんな成長をしていくのか、また英語を身につけるためにした努力と経験も、その人の財産になっていくと思います。
シェーンは1977年に創業して、50年近く経とうとしています。シェーンで英語を学んだお子さまたちが、海外留学されたり、英語を使う仕事に就かれたり、いろいろなお話を伺う機会がありました。その中でも特に、印象的な生徒さんがいらっしゃいました。その生徒さんは幼稚園からシェーンに通われ、小学5年生の夏休みに、初めてシェーンの子ども海外研修ツアーに参加されます。
初めて出かけたイギリス。旅行で海外にいらした経験もなかったそうです。飛行機の長旅も、まるで違うイギリスの環境も、最初は不安でたまりませんでした。それでもレッスンでは英語での会話を本気でしていかなければなりません。日本語が通じない日本とは違う世界に、最初はとても緊張したとお話くださいました。
次に高校1年生の時に、もう一度夏の海外研修ツアーに参加されたそうです。二度めは環境にもすぐに馴染め、イギリスの魅力も感じることができました。毎日の英会話レッスンで、同じ年代の外国のクラスメートたちと接していると、彼らが目的を持って英語を学んでいることに気づかされたそうです。今まで、親に進められ何となく、週1回の英会話スクールに通っていた自分。でも外国人のクラスメートたちは違います。
何となくレッスンを受けていた、今までの自分を変えたい。その時にそう思い始めたそうです。英語の勉強だけではなく、他の国から来た外国人のクラスメートの考え方や感じ方の違いを、肌で感じたそうです。二度の夏の海外研修ツアーのチャンスを与えられて、その生徒さんは、その後の成功体験につなげます。
実際に海外での体験。オンライン英会話やアプリなどでは学べない英語学習のケースを、その生徒さんは教えてくれました。多感な時期に海外研修ツアーに出かけられたこともラッキーでしたが、気づかされる自分に出会ったことが、その後の生き方の自信にも通じられたようです。英語と世界の人々を理解しようとする気持ちを育み、英語でのスピーキングの練習も進んで始めました。
英語を学ぶ解説論などではなく、実際に経験された海外生活で、目的意識を持たれたお話。それは学校の授業だけで学べるものではない経験だったと思われます。英語の文法や、発音の練習ばかりではなく、1つの体験がその生徒さんの行くべき道を照らしてくれたようです。
なかなか海外体験を小学生と中学生ですることは難しいことですが、人生のどこかで英語の世界のキーワードと出会うはずです。英語学習のコツは英語を好きになることです。そのためのアンテナを広げて、いつも英語への好奇心と興味を持つことを大切にしてください。
