dear の意味とは?ネイティブが使う本当のニュアンスをやさしく解説

2020.06.01

英会話フレーズ
目次
 
dear の意味とは?ネイティブが使う本当のニュアンスをやさしく解説

dear の意味とは?ネイティブが使う本当のニュアンスをやさしく解説

英会話の中で “dear” や “Oh dear” といった表現を耳にしたことはありませんか?学校で習う「親愛なる」だけでは使いこなせず、場面によってニュアンスが変わるため、戸惑う人も多い言葉です。この記事では、dear の基本の意味から、Oh dear/dear me の感嘆表現、手紙での使い方まで、ネイティブの自然な用法をわかりやすく紹介します。

dear の基本の意味

①「親愛なる」「大切な」という意味

もっとも一般的な意味が「大切に思っている」「親しい」という気持ちを表す使い方です。

This photo album is dear to me because it holds all my childhood memories.
(このアルバムは子どもの頃の思い出が詰まっていて、私にとって大切なものです。)

Every moment with my family is dear to me.
(家族と過ごすひとときは、どれも私にとってかけがえのない時間です。)

② 呼びかけとしての dear(my dear)

家族や親しい人に優しく語りかけるときの表現としても dear は使われます。温かみのある呼びかけですが、状況によっては少し年上の人が語りかける印象にもなります。

My dear Anna, you did a wonderful job today.
(アンナ、今日は本当によく頑張ったね。)

Oh dear/dear me の意味と使い方

Oh dear の自然な意味

軽い驚き・困惑・失敗などを柔らかく表す感嘆表現で、イギリス英語でよく使われます。日本語では「あらまあ」「しまった」「大変!」に近い響きがあります。

Oh dear! I’ve completely forgotten about our meeting!
(あら大変!会議のことをすっかり忘れてたわ!)

Dear me のニュアンス

少し古風で落ち着いた印象のある表現で、軽い驚きやため息を含んだリアクションとして使われます。

Dear me, look at this mess.
(まぁ、なんて散らかっているのかしら。)

手紙・メールで使う dear の正しい使い方

ビジネスメールの Dear

フォーマルな場面では、書き出しの “Dear ~,” が一般的です。

宛名 使用例
担当者不明 Dear Sir / Madam,
男性宛 Dear Mr. Smith,
女性宛 Dear Ms. Johnson,

カジュアルな Dear

友人・家族・恋人には、より親しいニュアンスで使われます。

相手 使用例
友人 Dear Anna,
家族 Dear Mom,
親しい友人(やや文学的) Dear my friend,

似た表現との違い(Oh no / My gosh など)

驚きや困惑を表す表現はいくつかありますが、ニュアンスが異なります。違いを理解しておくと、より自然な表現が選べます。

表現 ニュアンス
Oh dear 柔らかい驚き・軽い困惑(上品・落ち着いた印象)
Oh no ストレートな驚き・ショック・失敗
My gosh God を避けた柔らかい驚きの表現

今日から使える dear の会話フレーズ

すぐ使える一言表現

Oh dear…(困ったとき)
My dear, don’t worry.(慰めるとき)
That’s dear to me.(大切だと伝えるとき)

やさしいリアクションとしての dear

落ち着いた印象で感情をやわらかく伝えられるため、丁寧に反応したいときに便利です。

おまけ|英会話でよく使う便利表現

plug in(コンセントにつなぐ)

Don’t forget to plug in your laptop before the meeting.
(会議の前にノートパソコンをつないでおいてね。)

buckle up(シートベルトを締める)

Buckle up, everyone! We’re about to hit the road.
(みんなシートベルト締めて!もうすぐ出発するよ。)

まとめ

“dear” は「親愛なる」だけでなく、「大切な」「あらまあ」「大変!」など、使い方によってさまざまな意味を持つ便利な言葉です。ネイティブの自然なニュアンスを理解しておくと、英会話の幅が広がり、より自然なコミュニケーションができるようになります。ぜひ日常の会話やメールでも活用してみてくださいね。