日常英会話 リスニングのレベルアップ

2020.02.20

勉強法

シェーン英会話の日常英会話コースは6つのレベルを設定して、英語力の向上を図っています。
例えばリスニングはどのようにレベルアップしていくのでしょうか。
レベル別テキストのリスニング課題を比べてみました。

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基礎(Foundation)

自分自身のことや身近な話題について、基本的な表現を用いて、ゆっくりはっきり話す短い会話を聴きます。
短いセンテンスの意味を理解したり、数字を聴き取ったり、話題の中心になっている単語を聴き取れるように練習をします。
写真や穴埋めできるようになっているスクリプトがヒントになりますので、「重要な単語を聴き取って大まかな意味はわかる!」という自信を養うことができます。発音のセクションで、英語のリズムやイントネーション、音の変化の基礎を学び、聴き方のコツが徐々にわかってきます。

 

初級(Elementary)

Foundationよりも少しスピードアップします。
家族や友人の日常生活や仕事の説明、道案内など、少し長めの英語でのやりとりを聴きます。
大まかな内容を理解してから、再び聴いて重要な部分の細部を聴き分けるというように徐々に聴き取るべきものにフォーカスしてリスニング力を上げていきます。
写真やスクリプトの一部など適度なヒントが与えられるので、「細かいことも徐々に聴き取れるようになった」と感じることができます。
リスニングの壁になる音の変化も学習。簡単なセンテンスの例をあげて、自然な英語の発音を体感します。よく似た発音の聴きわけも練習して、正確なリスニングを目指します。

 

準中級(Pre-intermediate)

電話会話、医師と患者の会話、テレビやラジオのインタビュー番組など、多様な設定のリスニングに挑戦。
スピードに乗りながら、話についていく練習をします。
要旨やテーマを理解する段階も設けてありますが、もう少し詳しい内容理解の質問に答えることがメインになってきます。
より自然に発音されている会話を聴くので、英語のリズムに乗って、ストレスのない部分や音がつながる部分を聴き取るのが難しくなります。
そのような部分に焦点をあてた聴き取り問題にも繰り返し取り組み、ある程度のスピードがあっても正確に聴き取れる力を養います。

 

中級(Intermediate)

より自然な発音でスピードも上がってくるので、聴き取りが難しくなります。
長めの話や会話が多くなり、理解しながら内容を記憶していかなければなりません。
未来の世界を予測する話や、仕事のミーティング、業者との話し合いなど、テーマも広がります。
仮定法の文や少し複雑な構文が含まれていることもあり、助動詞を正確に聴き取ったり、弱く発音される部分もしっかり理解することが必要になります。
自然な発音を学習するコーナーで、少し長めの文や変化する音の発音練習をしながら、リスニング力も磨いていきます。

 

準上級(Upper intermediate)

テレビ、ラジオ、機内放送、聞こえにくい放送など、多様なオーディオ音声を聴き取ることも加わります。
内容もドラマ、レクチャー、コマーシャル、インタビュー、ニュース、抽象的な内容の会話など、多岐にわたります。
さまざまな話者が慣用表現や口語表現を交えて生き生きと話しており、ノンストップで続く、かなり長い話や会話を集中して聴き、理解しながらついていかなければなりません。
語彙も構文も難しくなっていますが、‘would have been, shouldn't have done’など、聴き取りにくい箇所が多く登場し、さらに難度が上がります。
繰り返しの練習で高いリスニング力を身につけていきます。

 

上級(Advanced)

インタビュー、ドラマ、ラジオの情報番組、ニュース、カップルの会話等々、バラエティに富んだ内容の、リアルなリスニングに取り組みます。
話し手の発音も多様です。
口語表現や慣用句が多く含まれていたり、時には雑音で聞こえにくかったりするので、聴き取って理解するにはかなりの能力が必要です。
高度なリスニング力に加えて、語彙力や背景知識が必須です。

リスニング力をアップさせるためには、聴き取る内容の広がりに合わせた語彙と、意味を正確にとらえるための文法の力をつけなければなりません。
それらを土台にして、徐々に速度や長さを加えていき、理解できる力を養っていきます。
並行して、英語独特のリズムやつながる音の変化など、発音に関する知識を身につけることも重要です。
シェーン英会話ではこれらを体系的に組み立て、リスニング力を着実に向上させるようレッスンを進めています。