Queen Charlotte's Ball ~From the United Kingdom

2020.03.01

英国史雑学

社交界デビュー、どんな世界なのでしょう。

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英国での社交界デビューのひとつにこのQueen Charlotte's Ballがあります。17才から20才の女性たちが主催者のLadyに正式なご挨拶をすると、社交界デビューの第一歩を踏み出すことになるのです。
元々は1780年のCharlotte王妃のお誕生日を祝うパーティが基です。ジョージ3世の王妃としてドイツから英国に渡り、王妃となったCharlotte。結婚して20年近くなるのにお誕生パーティを開いてくれた国王と仲睦まじかったようです。でもジョージ3世は吝嗇でも有名。それがどんなパーティだったのか、知りたいところです。

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さあ、では現在のQueen Charlotte's Ballの招待された方のお話です。
まずはドレス選びが始まります。このデビューのご挨拶をする時には白のイブニングドレスが決まり。純白のウェディングドレスのように、このドレス選びが女性にとっては楽しいもの。このドレスや身につける宝飾は、主催者側が全て用意してくれるそうなのです。選ばれし女性たちの特権です。
そしてQueen Charlotte's Ballでは、主催者のLadyの前に立ち、カーテシーという女性独特のお辞儀をします。日本語では跪礼というそうで、膝を折り、背筋を伸ばし、敬いの態度を示します。
亡くなったダイアナ元皇太子妃のカーテシーは、完璧だったと逸話が残るほどです。国によってこのカーテシーは違うようで、完全に座り込むカタチもあるとか。
このご挨拶が済むと、1人前の淑女として認められ、社交界の扉が開かれます。いわゆる結婚できる年齢になったということですね。だからその後はダンスでお相手の目星をつけるといった次第なのでしょうか…
まあ、全く縁もゆかりもない世界ですが、英国ではこんな舞踏会もあるとのご紹介でした。でも大金を出せば…出席もできるようですよ。

※写真はQueen Charlotte's Ball が開かれたことがある、由緒正しきロンドンのDartmouth House です。