Windfalls~From the United Kingdom

2019.11.01

異文化理解

さて、これはどんな意味でしょうか。少し考えるとわかります。そう、風で落ちたもの。台風の後の林檎などの果物の被害は、日本では夏から秋にかけての災害ですが、windfallの英語では金銭に関して良いことを意味し、特にアメリカでは「棚からぼた餅」と、同じよう意味として使われます。

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windfall gain 意外な利得、棚ぼた
windfall effect 偶発的効果
windfall profit 超過利潤

などなど、辞書にはwindfallを使った慣用句が載っていました。
英国では秋の実りをみんなで楽しむことも意味し、家で生った果物をご近所で分け合う習慣をwindfallと言います。
家の木にたくさん生った林檎を、「ご自由にどうぞ」と箱に入れてあることもあるそうで、林檎が好きな英国の人たちは、ランチに林檎、おやつに林檎、ちょっとお腹が空いたら林檎と、丸のままの丸かじりがあたりまえ。

余談ですが、最近のベジタリアンは乳製品も摂らないヴィーガンの方と、食の嗜好もさまざまですが、木から自然に落ちた果物と実しか食べない方々もいらっしゃいます。それがフルーテリアン。
食べるものをwindfallで待っている、自然なスタイルを望んでいるようです。