University College London~From the United Kingdom

2019年10月15日
  • 英国コラム

University College London
ここにいた教授はまだ校内を歩いているとか…

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功利主義を説いたジェレミ・ベンサムは1832年に亡くなりましたが、彼の姿はUniversity College Londonでまだ見ることができるのです。いったい、どうして??? ベンサムは遺言で、自分の身体は死後ただちに解剖し、医学に役立ててほしいと残しました。またその肉体も、生前のままも保存するべきだという主張に基づいて保存を頼みました。それが、University College Londonに残されているというわけです。当時人体解剖はまだ許されるものではなかったので、医学の進歩の一助になればとベンサムは考えのでしょう。

残念ながら、頭部の保存はうまくできなかったようで作りものですが、帽子をかぶり、椅子に座った姿で現在も、ホールのガラスケースに入って置かれています。実は、その保存に失敗してしまった頭部も、その座った足元に以前はあったのですが、悪戯されることが多くなり、今は一般の人は見ることがかなわなくなりました。

身体をアイコンとして後世に残したかったベンサムですが、どうやらその身体を抜け出して、今でも気ままに大学内を歩き回っているという、目撃談もあるそうです。