Pint~From the United Kingdom

2020.02.12

英国食生活

英国ではよくパブで使われる単位のお話…

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英国のパブでは、ビールの銘柄はもちろん、サイズも伝えることが必要です。
最近日本でも大ジョッキ、中ジョッキ、小ジョッキなどといろいろ頼み分けができてはいますが、英国ではパイントで示します。1パイントが 約583mlなので、生ビールの中ジョッキくらいでしょうか。
このパイントは、ポンドやヤードと同じ欧米で用いられている単位のことですが、何とアメリカとは違うそうなのです。アメリカでは液体約473ミリリットル、乾物が約550mlとまた違うようなので、ややこしいところです。

パブでの注文は、スタウトをone pint、ラガーをhalf pint、ギネスをone pintと注文するわけです。それもラウンド制なので、人数分のビールを最初の1人が奢って、次の人がまた奢って、また次の人が、と人数分を飲み終わるまで続きます。

またこのパイントグラスのカタチが、何とも英国らしくて素敵です。丸みを帯びて、ちょうど泡の立つあたりに膨らみを持たせたデザインは、英国ならではのものです。
来日した英国の友人たちに頼んだら、買ってきてくれました。もう10数年欠けも割れもせず、我が家でビールが注がれています。

※最近はあの独特のカタチをしたパイントグラスはあまり見かけなくなりました~残念です。