570PCM, ALL BILLS INCLUDED  イギリスのシェアハウス

2019.08.19

異文化理解

同じファミリーにステイしていたドイツ人のダマリスが来週shared flatに移ることになりました。彼女の引っ越し先は、4-bedroom houseで1 person per room(一人一部屋)。rent(家賃)は570pcm、all bills included (Gas, Electricity, Water and Council Tax)だそう。私はホストファミリーとの暮らしが楽しいから、このままでもいいかと思うけど、国籍の違うflat mates (それともhousemates, or roommates) との共同生活も楽しそう、英語も上達しそうだし。でも、知らない人と上手くやっていけるかなあ。

  • イギリスのシェアハウス



単身者用マンションがどんどん新築される日本と違い、イギリスでは、今ある建物をメインテナンスしながら住むことが主流です。昔からの建物なので、ファミリー向けの物件が多く、一人で住むには家賃が高額になります。そのため単身者、特に若者の間では家賃や光熱費等を分担して共同で生活する、shared flat(マンション形式)やshared house(一軒家)が珍しくありません。それぞれの居室を持ち、台所、トイレ、バスルーム等を共同で使うスタイルです。一部屋を複数人でシェアすることはroom shareと言います。長期滞在の留学生にも、経済的で自由度の高いflat /house shareは人気のようです。

日本でのお部屋探し同様、海外でもネットで情報を得ることが多くなりました。
暗号のような専門用語にも出くわします。先ずは情報サイトの広告を読み解いてみましょう。

まずは家賃。
Rent:£570 pcm (single) シングルルームで家賃は一ヵ月570ポンド。pcmはper calendar monthの略です。このほかpw (per week)で表示される場合もあります。

次の3項目は空き状況と滞在期間についてです。
Available:now 
Minimum term: 3 months
Maximum term: none
現在は「空き」がある状況ですね。最低3か月の契約になります。最長滞在期間は定められていません。

次に家賃以外の必要経費。
Deposit: £500
BILLS INCLUDED: Internet, gas, water, electricity, Council tax
Depositは保証金のこと。退去時に部屋の修理などが発生した場合、その額を引かれて返金されます。おおよそ家賃一か月分が多いようです。
Billsと言うのは、公共料金の支払い方法も大切なチェックポイント。この物件では、家賃にインターネット、ガス、水道、電気とcouncil tax(住宅用財産にかかる地方税)が含まれています。

お部屋の状態はどうでしょうか。
- Fully furnished room (a comfy double bed, chest of drawers, wardrobe)
- Fully furnished kitchen (two fridges, washing machine, gas cooker & oven, microwave, toaster, kettle, sandwich maker, slow cooker, rice cooker, large dining table with chairs, etc..)

furnishedは家具付きの意味。ほとんどのシェアハウスはfurnishedで、ベッドやデスク、洋服ダンスなどが備え付けてあります。unfurnishedと書いてあれば、家具のない部屋なので、自分で必要なものをそろえなくてはなりません。この部屋にはcomfy(comfortableの省略形)なダブルベッド等があるようです。

キッチンには何が備え付けてあるかも確認しましょう。この広告には2 fridges、洗濯機、ガスコンロ、オーブン、電子レンジ、トースター、サンドイッチメーカー、炊飯器・・・と台所にあるものが列挙されています。なかなかの充実ぶりですね。ちなみにfridgeはrefrigerator(冷蔵庫)の省略形です。

この他、多くの場合、広告にはCurrent household(現在住んでいる人)の情報や、New housemate preferences(新しい入居人に対する好み=条件)が記載されています。例えば喫煙者か、単身かカップルか、女性か男性かなど。「〇〇才から〇〇才まで」のように年齢が制限されていることもあります。

自分の条件に合った物件を見つけたら、広告主にアポをとって実際にViewing(内見)させてもらいましょう。適当な写真をアップして実在しない物件と契約させる詐欺もあるので細心の注意を。Viewingにはできれば一人ではなく、同行してくれる人がいるとなお安心ですね。

シェアハウスの良さはなんといっても経済的なこと、そして、ホームステイに比べると気兼ねなく暮らせることでしょうか。友人関係が広がったり、異文化を体験する楽しさもあります。反面、安全に守られたホームステイやスクールの寮と違い、landlord/landlady(大家さん)との折衝、価値観や生活習慣の異なるflat matesとの共同生活にストレスを感じることもあるでしょう。危険がないとも言い切れません。実際にshared flat/houseを利用するかどうかは、日本での住居選び以上に、メリット、デメリットを十分検討し、慎重に考えたいですね。